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2015年09月01日(火) 競技場にエンブレムにと何かとケチのつく東京五輪になっとる。

<東京五輪エンブレム>使用中止を正式決定 大会組織委(毎日新聞 9月1日)
佐野氏、展開例画像の流用は認める(デイリースポーツ 9月1日)
【主張まとめ】佐野氏模倣あくまで否定(デイリースポーツ 9月1日)

「たまたま似てしまった」「意図的にパクった」などなど

デザイナーや様々な業界を巻き込んで論争を繰り広げていた

2020年東京五輪エンブレムもけっきょく使用が中止になりました。

展開例画像の盗用が決定打となったようですが、

五輪エンブレム以外にも佐野氏が手がけたデザインで様々な疑惑が出てきた

時点で中止を決断すべきだったのではないでしょうか。

ただ、今回の件は

デザインが似ている
デザインの丸パクリ
画像の無断使用
商標権有無
デザインの好き嫌いまで含めて話がごっちゃになって語られていますが、

デザイン業界にとってはかなり痛手の騒動になったと思います。

だって、デザイナーが発表したデザインについて、

似てしまったものがあった、なんとなく似ているなんてたくさんあるのに、

あれに少し似ているまでパクリと言われてしまっては、

誰もが見たことのないまったく新しいものを生みだすしかなく、

それは現代においてかなり至難の業だからです。

ほかにも許諾のある素材使用であっても、

それを知らない人からパクッと問題視される可能性まで誕生していますし。




五輪エンブレムは次のデザインが発表されたら、

また似たようなのがないか探されてパクリだなんだのが始まりそうですね・・・。

私としてはこれを再考してほしいような。












名塚元哉 |←ホームページ