「戦争」表現は不適切=安倍首相、野党批判に不快感―参院特別委(時事通信 7月29日)安倍晋三首相は29日午前の参院平和安全法制特別委員会で、野党が安全保障関連法案を「戦争法案」と批判していることに対し、「あたかも違法な行為をわが国が率先していると誤解されかねない極めて不適切な表現だ」と強い不快感を示した。 公明党の西田実仁氏への答弁。 首相は、国連憲章が認めている集団的自衛権の行使は、国際法で違法とされている戦争とは明確に区別されていると説明した上で、「わが国が新3要件が満たされた場合に行う武力行使は、あくまで自衛のための措置で、国際法上も正当な行為だ」と強調。「戦争」ではなく、「自衛のための措置」「防衛のための実力行使」との表現が適切だと指摘した。 日本が直接攻撃を受けていない段階で行使される集団的自衛権について、先制攻撃とみなされる可能性がないか西田氏がただしたのに対し、岸田文雄外相は「国際法上、合法と言えない先制攻撃と、集団的自衛権は全く異なる」と強調。「集団的自衛権を行使すると国連安全保障理事会に報告し、説明する義務が生じる。(先制攻撃と)混同されることはない」と述べた。共産党やサヨクが「戦争法案」なんて言ってるのは、有権者にマイナスイメージを植えつけたいだけですからね。ただ、安倍首相も衆議院のときにこれを言ってほしかったと思います。◆攻撃意思を推測し行使と首相 集団的自衛権、参院特別委で(琉球新報 7月28日)安倍晋三首相は28日の参院平和安全法制特別委員会で、米国などを攻撃した国が日本への攻撃意思を表明していなくても、意思の有無を推測し集団的自衛権の行使に踏み切る場合があるとの認識を示した。「攻撃国に意思が全くないかどうかは推測しなければいけない」と述べた。6月に衆院特別委でも同様の考えを示している。 質問した民主党の大塚耕平氏は「場合によっては日本が先制攻撃することになる」と批判した。 首相は、安全保障関連法案が成立すれば可能になる集団的自衛権の行使の判断をめぐり「攻撃国の意思や能力などを総合的に判断する。攻撃の意図を隠していることもある」と指摘した。「場合によっては日本が先制攻撃することになる」と決め付けて言ってるのは質問した民主党の大塚議員なんですが、これで「安倍が先制攻撃する気だ」とサヨクがツイッターで「先制攻撃するけどいいよね」タグまで作って湧き上がっていたんですけど、「米国などを攻撃した国が」と前提条件を無視して曲解しすぎでしょ。◆北朝鮮拉致疑いの伊藤三好さん、33年ぶりに関西で発見 大阪府警(産経新聞 7月29日)大阪府警は27日、「北朝鮮による拉致の可能性を排除できない」行方不明者878人のうち、大阪府豊中市の自宅を出たまま失踪した伊藤三好(みよし)さん(73)を関西地方で発見したと発表した。事件や事故には巻き込まれていないといい、府警は北朝鮮による拉致ではないと判断した。 府警外事課によると、電気工事士をしていた伊藤さんは40歳だった昭和57(1982)年1月28日朝、「京都へ仕事に行く」と言って自宅を出たまま行方が分からなくなり、府警が捜査・調査していた。どのような経緯で発見されたのかは分かりませんが、見つかったことでご家族としては安堵なんでしょうね。拉致された疑いが強い行方不明者の中には、こういった人も少なからず存在していると思いますが、これからも地道に捜査や調査が続けられていくことを願います。