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2015年07月12日(日) 革命ごっこがやりたい人たち。

安保法案反対 地方へママへ 「#本当に止める」(東京新聞 7月12日)

国会前で毎週金曜夜、安全保障関連法案に反対する抗議行動を続ける大学生らのグループ
「SEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動、シールズ)」への共感が広がっている。
「#本当に止める」を合言葉に、ツイッターなどで参加を呼びかけ、
十日は過去最多の一万五千人以上(主催者発表)が集まった。
若者の等身大の訴えに触発された人たちも、地域や年代を超えて動き始めた

 「人の痛みに無自覚で、思考停止する人間になりたくない。だから声を上げる」。
国会前の人波の中、女子大生の一人が宣言すると、歓声が上がった。
「PEACE NOT WAR」など、英語のプラカードを掲げ、
「憲法守れ!」と速いコールで盛り上げる。


 今年五月に発足した。メンバーは関西の大学生らも含め約二百五十人。
テレビや女性誌が特集を組んだ。ユーチューブの動画再生は一万八千回を超える。
京都でも連携する学生のデモが起きている。

 合言葉の「#」は「ハッシュタグ」と呼ばれ、ツイッターの投稿を検索しやすくするための記号。

 今月、五十人が集まったSEALDsの打ち合わせに、仙台から駆けつけた東北大二年の女性(19)がいた。
「一人一人が自分の意思で行動しているのが魅力的」と、地元でも八月にデモを起こそうと決めた。

 「地方では、学生の政治活動に偏見も根強い」というが、
3・11後の原発も復興も、東北で考えるべき問題だと思う。
「東京で頑張っている姿に勇気づけられる。住んでいる街から政治へ声を上げたい」

 京大大学院生で三児の母の西郷南海子(みなこ)さん(27)は
「安保関連法案に反対するママの会」をつくった。
SEALDsの活動に、「無理とあきらめて、見ているだけはいや」と奮い立った。
「法案を心配するママも多いから」とフェイスブックを開設。
二千人超の母親らの賛同を集め、七月二十六日に「渋谷ジャック」を行う準備を始めた。

 法案に反対する学者らとの連携も広がっている。
六月四日の衆院憲法審査会で「違憲」と発言した三人の憲法学者の一人、
小林節・慶応大名誉教授はメンバーを激励しようと翌五日、雨の中デモに駆けつけた。
「正しいことをするなら表に出て行かないと。
自分を含め、応援する大人はたくさんいる。貴重な動きだ」とエールを送る。


(天声人語)「主権者は私たちだ」(朝日新聞 7月12日)

日が落ちれば少しは涼しくなるだろうという目算は外れた。
国会正門前の熱気はただごとではなく、汗が噴き出す。一昨日の午後7時半。
安保関連法案に反対する大規模な抗議行動が始まった
▼催したのは都内の大学生らによる「SEALDs(シールズ)」だ。
日本語では「自由と民主主義のための学生緊急行動」。
会場の歩道を埋め尽くす顔には高齢者も子連れの家族も。
「若者がんばれじゃなくて、全世代で集まれよ!」。彼らの呼びかけ通りの壮観である
▼「勝手に決めるな。憲法守れ」。激しいコールが国権の最高機関の堅牢な建築にこだまする。
法案は憲法違反と多くの専門家が指摘しても、政権与党は耳を貸さず、
近く採決の構えを見せる。抗議行動への参加者は増え続ける
▼勝手に決めるな。それは、決めるのは私たち、主権者は私たちだという叫びである。
投票だけが国民の仕事ではない。時の政権に常に目を光らせ、必要なら声を上げる。
その声を軽んじる現政権に対し、「国民なめんな」のコールが起こるのは当然だろう
▼哲学者の柄谷行人(からたにこうじん)さんは以前、3・11後の反原発デモに触れ、
「人がデモをする社会」という文章を書いた。
人々が主権者である社会は、選挙によってではなく、デモによってもたらされる、と。
その流れは枯れることなく今に続く
▼国会前に立ちながら、目配せという言葉をふと思い浮かべた。「危ないね」という思いを伝え合う、
それぞれの目配せ。このさりげない連帯は強まりこそすれ、と感じる。


>人々が主権者である社会は、選挙によってではなく、デモによってもたらされる、と。

これの行き着く先はテロや暗殺しかないわけですが、

こんなことを書くついに朝日新聞も熱さで狂ってしまったのでしょうか。

護憲護憲と大好きな憲法にも前文冒頭に

「日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し」と書いているのに。

まあ、朝日新聞は選挙で気に入らない結果になったら

すぐに「民主主義は死んだ」と言う人たちが読んでるような新聞ですから民主主義も否定しますけど、

最近のサヨクの自分たちにとって気に入らない動きが出てきたら

民主主義や議会制民主主義を否定する傾向はなんとかならないのでしょうか。

朝日新聞や東京新聞にサヨクはデモ賛美しているけど、

ここ数年の間にデモによって民主化革命したり政権を転覆させた中東諸国があるけど、

それらの国々が今どうなっているかと言うと国として維持できなくて荒廃しかしてないですよね。

しょせん政権打倒のデモ運動は運動でしかなく

達成された後のことなんてこれっぽちも考えられてませんから、

国会前でドンチャンタコ踊りしている人たちがやりたいことって、

早い話が平和運動じゃなく革命ごっこがやりたいだけなんでしょうね。

きょうの『そこまで言って委員会』でのこのやり取りが面白かったです。











名塚元哉 |←ホームページ