自民、24年ぶり過半数=民主苦戦、共産躍進―道府県議選【統一選】(時事通信 4月13日)統一地方選前半戦の41道府県議選と17政令市議選は13日午前、全議席が確定した。道府県議選(総定数2284)は、自民が1153議席(追加公認除く)を確保し、1991年の統一選以来24年ぶりに改選議席の過半数を占めた。民主は264議席にとどまり、現有317議席を下回った。共産は議席を伸ばし、「空白県」を解消した。 同時に行われた10知事選では現職が全員当選。与野党対決となった北海道、大分とも自民、公明両党支援の候補が勝利しており、前半戦は与党の堅調ぶりが目立った。 道府県議選は岩手、宮城、福島、茨城、東京、沖縄を除く41道府県が対象。共産は111人で、前回の80人から躍進した。公明は169人、社民は31人。全当選者のうち、女性は207人で2007年統一選の190人を上回り、過去最多となった。 政令市議選(総定数1022)は仙台、静岡、北九州を除く17市が対象。党派別では自民301、公明174、共産136、民主126などとなった。公明は大阪市議選で落選者が出て、全員当選の目標は達成できなかった。 ◆民主党内に執行部批判も「回復の兆しすらない」(読売新聞 4月13日)民主党は、統一地方選前半戦の議員選で、議席を前回から大幅に減らし、党勢回復の道のりが見えない現状が露呈した。 同党は統一選を来年夏の参院選に向けた「党再生の土台固め」と位置づけていたが、戦略の練り直しを迫られそうだ。 民主党は、41道府県議選で前回を82議席下回る264議席獲得にとどまった。17政令市議選でも、得票同数で14日に当選者が決まる熊本の1議席を除き、前回147議席から126議席に減らし、共産党に「野党第1党」の座を奪われた。大阪市議選では、公認候補11人全員が落選した。 民主党の枝野幹事長は13日午前、国会内で記者団に「政権を失った2012年衆院選以来、マイナスからの再出発だったので、底打ちの流れは作れた」と語り、党再生の足がかりになると主張した。しかし、党内からは、「政権を明け渡して2年過ぎたのに、何も変わっていない。回復の兆しすらない」(中堅議員)と執行部への批判の声が上がっている。「このまま行けば、来夏の参院選はもっと恐ろしい結果になる」(党関係者)との声もくすぶる。近畿圏では自民党に投票したくない、でも民主党もイヤ公明党や共産党もイヤという人の票が維新に流れたんだと思いますが、維新に限らず、それ以外の地域での共産党の躍進振りは、本来、反自民党な人たちの受け皿になるはずである野党第一党の民主党に魅力を感じてない、もしくは民主党も嫌っているということが露呈したわけですが、野党に転落したあとも反省も無く文句だけは一丁前だけど自分たちの掲げる政策が見えてこないあんな戦略をいつまでも続けていれば見限られるのも当然と言えるかもしれません。政策より揚げ足取りに力を入れていた民主党執行部に揚げ足取りでは支持に繋がらないという自覚がちょっとは芽生えるといいのですが。