「報ステ」不規則発言でテレ朝会長陳謝 番組への「圧力めいたもの一切ない」(産経新聞 3月31日)テレビ朝日の早河洋会長は31日の記者会見で、ニュース番組「報道ステーション」で元官僚の古賀茂明氏が不規則発言をしたことについて、「出演をめぐる私的なやり取りが番組内で行われたことは、あってはならない。ああした事態に至ったことは反省しており、皆さまにおわびしたい」と述べ、不適切な放送だったとして陳謝した。 早河会長は、番組に対する政権や自民党からの圧力について、「私にも吉田(慎一)社長にも、報道局長にも圧力めいたものは一切ない」と否定。古賀氏が27日の番組で「菅(すが)義(よし)偉(ひで)官房長官をはじめ、官邸にバッシングを受けてきた」と語ったことについては、「古賀氏のいうバッシングの具体的な中身については聞いておらず、内容は承知していない」と述べた。 早河会長は昨年末、今年4月の番組改編に合わせ、「報ステ」を含む各ニュース・情報番組の内容強化を現場に指示したという。ただ、早河会長は古賀氏と面識がなく、各番組の出演陣について「固有名詞を挙げて議論したことはない」と説明。27日の放送終了後、番組責任者が古賀氏に厳重抗議したといい、早河会長は古賀氏について、「今後、出演を要請する予定はない」と述べた。一方、早河会長は「年度替わりで出演の要請をしないことが相手方に伝わり、(古賀氏は)それを『降板』と解釈していると思う。ゲストのお考えをきっちり確認する作業を丁寧にしなければいけないということが一つのポイントだ」とも語り、現場への処分を検討する考えも示した。冷静に考えても政府が恐れて圧力をかけなきゃいけないほど古賀氏が世論に与える影響力なんてないですよ。それを「政府からの圧力が〜」なんて自分に自惚れすぎと違いますかね。◆語り継がれる「江戸のしぐさ」参考、茨城・守谷市が道徳冊子を作製(産経新聞 3月31日)「思いやりのある自立した青年に成長してほしい」と、守谷市教育委員会と守谷しぐさ推進委員会(委員長・吉成行夫市立黒内小校長)は、市内の小中学生を対象にした道徳冊子「わたしたちの守谷しぐさ」を作製した。守谷市民としてふさわしい生活行動や立ち居振る舞いを学ぶのが目的で、平成27年度から市内の小中学校で授業に取り入れる。 守谷市は、現代に語り継がれる「江戸のしぐさ」を参考にして、5、6年前から市内の小中学校で独自に学校や家庭での行動などについての独自のマナー「しぐさ」を定め、普及させてきた。今回の道徳冊子は、市内の小中学校の教諭9人で構成する推進委員会を昨年5月に設置して、各校で定めたしぐさをまとめた。 冊子はA4判で、カラー48ページ。「訪問マナー」や「あいづちしぐさ」「思いやり歩き」といった身近な生活でのマナーに加え、近年、社会問題化している「ネットマナー」など、21項目の「しぐさ」を掲載。各項目ごとに掲載されているイラストは、教諭ら女性2人が描いた。 27年度は1千部を作製し、市内13小中学校に児童・生徒用として各40冊を配布。常勤の全教諭にも配布して、学級活動や道徳の時間で活用する。 守谷市教委では、授業などで実際に使った上で見直しを行い、28年度には改訂版を作製して、市立小中学校の全児童・生徒に配布する予定。「江戸しぐさ」は江戸時代から語り継がれているらしいのですが、私がこの存在を知ったのは数年前のことです。道徳の分野で語り継がれているものであるとするならば、ここ10年ほどで降って湧いたように出てきて教育界に入ってきたのはなぜなのでしょうか?道徳でマナーやモラルを教えることは大切ですが、創作によって江戸時代の人を出さなければ、教えることに説得力が持てないというのであればなんとも情けない限りではないでしょうか。