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2014年11月16日(日) Perfume WORLD TOUR 3rd

Perfumeワールドツアー終幕、初ニューヨーク公演は興奮の渦に(ナタリー 11月16日)

Perfumeが通算3度目の海外ツアー「Perfume WORLD TOUR 3rd」のツアーファイナルとして、
本日11月16日(現地時間15日)にアメリカ・ニューヨークの
HAMMERSTEIN BALLROOMでライブを行った。

このライブの模様は79館の国内の映画館、および香港でライブビューイングが実施され、
記念すべき初のアメリカワンマンライブを見逃すまいと各地の会場に数多くのファンが集結。
台湾、シンガポール、アメリカ・ロサンゼルス、イギリス・ロンドン、
そしてニューヨークで行われた今回のツアーは、
ライブビューイングの参加者を含めてトータルで4万人の動員となった。
ニューヨーク公演の舞台となったHAMMERSTEIN BALLROOMは、
これまでさまざまな世界的アーティストがステージに立った、キャパ3500人のイベントホール。
彼女たちがアメリカでワンマンライブを行うのは今回が初めてということもあり、
チケットはすぐに完売となった。

会場が暗転すると今回のワールドツアーのために制作されたオープニング映像が上映され、
開演を待ちわびた現地のファンは早くも興奮状態に。
そのまま1曲目の「Enter the Sphere」が流れ始めると、
プロジェクションマッピングとLEDの2つのディスプレイを組み合わせた、
錯覚を利用して立体的に見える映像演出が展開される。
歌パートが始まっても本人は姿を表さず、スクリーンに映った巨大なPerfumeの映像が歌い続ける。
最初の歌パートが終わると白幕が落ち、いよいよ本物のPerfumeがキラキラしたピンクの衣装を着て登場。
背後に流れるCGとシンクロした、Perfumeの持ち味を発揮したステージングで会場を沸かせていく。
その後さらに曲をミックスしながらノンストップで「Spring of Life」に突入。
「ワンルーム・ディスコ」が始まると彼女たちは、一瞬の暗転のうちにカラフルな衣装に早着替えをする。
3人のパフォーマンスを初めて生で観るアメリカのファンは、
彼女たちの一挙手一投足に感嘆の声を上げ続ける。
また、そんな会場の様子を目の当たりにした3人も、
終始楽しそうな笑顔を浮かべながらダンスを披露していた。

今回のツアーで、自分たちの思いを直接伝えるべくそれぞれの国の言葉で挨拶を行ってきたPerfumeは、
ニューヨーク公演では英語でのMCに挑戦。おなじみの自己紹介はもちろん、
会場に足を運んでくれた感謝の言葉などもしっかりとした英語で観客に伝えていた。
のっちは「New York is so cold. Unbelievable. Let's warm up together!」と話して笑いを取り、
かしゆかはPerfumeがPVにカメオ出演したアメリカのロックバンド、
Ok Goが同ツアーのロサンゼルス公演を観に来てくれたことなどを英語でトークした。
その後、観客の中から日本語と英語の同時通訳ができる人を探し、
ニューヨーク名物であるベーグルやカップケーキなどについてのトークに花を咲かせた。
これにちなんで恒例のグループ分けは、
会場を大きく2つに分けて「ベーグル」と「カップケーキ」に分けられた。

「Hold Your Hand」ではスクリーンにローマ字で書かれた歌詞が、弾けるように次々に投影された。
ここで使用された歌詞のフォントは、Perfumeのグローバルサイトを通して投稿された、
ファンがデザインした手書きの文字を使用。
さらにファンからのメンバーに贈られたメッセージも表示され、
心温まる演出となった。さらにこの曲では、
ライブビューイングで上映された生中継映像にリアルタイムでARが合成され、
メンバーの手から文字やイラストが現れるという演出も行われた。

3人が一旦ステージを去ると、アメリカのレーベルAstralwerksから発売された
「LEVEL3」アメリカ盤にボーナストラックとして追加収録されている、
Dimitri Vegas & Like Mikeによる「Spending all my time」のリミックスバージョンが流れ始める。
メンバー不在のステージで、同曲のビデオクリップを素材に再構成された
映像がセットにプロジェクションマッピングで投影され、観客はその不思議な光景に見入っていた。
楽曲が後半に差し掛かり、黒と黄色の衣装にチェンジしたメンバーが登場すると、
会場の盛り上がりはピークに。海外で浸透している曲ということもあり、
客席では大合唱が沸き起こっていた。

「Spending all my time(DV&LM Remix)」の勢いをそのままに、
彼女たちは続いてアグレッシブな「GAME」をパフォーマンス。
曲展開に合わせて色や点滅パターンが変わるライトサーベルを振りかざし、
クールな佇まいのまま観客を熱狂に導いていく。
「Dream Fighter」では曲に込められたメッセージをアメリカのファンと共有するように、
英訳された歌詞をスクリーンに流していた。

恒例の「P.T.A.」コーナーでは「はみがきじょうずかな」
「survival dAnce」「ultra soul」といったおなじみの曲のほか、
あ〜ちゃんがミュージカル調で「It's cold! 温かいニューヨークを取り戻すのよ!」と叫び、
英語で寸劇を交えながら映画「アナと雪の女王」の主題歌「Let It Go」を歌い上げるという一幕も。
ちなみにここでは、かしゆかがアナ、あ〜ちゃんがエルザ、
のっちがオラフの役を演じていたとのこと。
さらに振り付け講座では現地のファンに伝わるように、楽曲に合わせて体を動かしながら
「Left! Right!」「Shake! Shake! Shake!」「Jump! Jump!」と英語で説明。
海外ならではのコール&レスポンスでフロアをさらに温めていく。
会場の一体感が増したところで「Party Maker」「GLITTER」「チョコレイト・ディスコ」とアッパーなナンバーを連発し、
ライブはいよいよクライマックスへ。次の曲がラストであることを告げたメンバーは
「Show me your best!」と会場を煽り、
2011年に映画「カーズ 2」の全世界共通挿入歌に選ばれた「ポリリズム」を最後に歌った。

アンコールを受けてメンバーが再びステージに現れると、
あ〜ちゃんが「すごい飛ばすやついきます!」と予告し、「FAKE IT」をパフォーマンス。
メンバーも観客もラストスパートをかけるように、力いっぱい腕を振り上げて体を揺らす。
歌い終えるとかしゆかが「ニューヨークで初めてライブをしたと思えないような光景が目の前に広がっていて。
今日来てくれた皆さんが、私たちの夢を叶えてくれたと思います」と観客に感謝。
のっちも「ニューヨークには初めて来ましたが、みんなPerfumeのことがホントに好きなんだなって、
心の底から思えるライブでビックリしました」と振り返った。

そして最後に「MY COLOR」を歌う前に、あ〜ちゃんが英語で「最後の曲はみんなで一緒に作りましょう」と説明。
客席の照明が明るくなり、あ〜ちゃんによる「せーの!」の合図で観客全員で手のひらを高く上げた。
曲が始まると会場中で観客が楽しそうな表情を浮かべながら、3人と同じ振り付けのダンスに挑戦。
曲が終わるとあ〜ちゃんは涙で声を詰まらせながら「本当にこんな時間が過ごせると思いませんでした。
こんな寒空の中で、昨日の夕方から並んで待っていてくれた方がたくさんいたって聞いて、
そんなに並んでまで観たいと思ってくれてる人がたくさんいるって、私たちは本当に幸せです。
たくさん待たせてごめんね」とファンに語りかけた。
さらに彼女は「We want to thank all staff」
「I'm so happy to share this moment with everyone」
「Please keep loving Perfume」などと英語でスピーチし、
会場からは彼女たちへの拍手喝采が沸き起こった。
3人がステージを去り客電がついたあとも拍手は鳴り止まず、そのうち観客の間で「Dream Land」の合唱が発生。
それを聴いたPerfumeは舞台袖からマイクを通して、
来場者に向けて「また会おうね。See you again」と最後のメッセージを贈った。


Perfume、極寒NYで『アナ雪』熱演 デビュー10年目で初の米国公演 (オリコン 11月16日)

人気テクノポップユニット・Perfumeが15日(日本時間16日朝)、
結成15年・メジャーデビュー10年目にして初の米国公演を
ニューヨークのハマースタイン・ボールルームで行い、
圧巻のパフォーマンスで現地の観客3000人を熱狂させた。

 3度目のワールドツアーでアメリカ初上陸。今月9日のロサンゼルス公演に続き、
ファイナルはニューヨークで迎えた。
現地は気温3℃という寒さの中、前日の夕方5時から行列ができ、
Perfumeがミュージックビデオやライブで着用した衣装をまねたファンらの
熱烈な歓迎を受けた3人は、お決まりのあいさつのあとに
「アイ・アム・かしゆか、アイ・アム・あ〜ちゃん、アイ・アム・のっち!
 ウィー・アー・パフューム!」と英語版も披露し、大歓声を浴びた。

 3人はほぼ英語でトークをこなしたが、途中、最前列にいたバイリンガルの女性ファンに通訳を任せ、
日本語で自由に観客をいじる一幕も。また、ニューヨークの寒さをネタに
「トゥー・コールド(寒すぎる)」と切りだすと、
大ヒット映画『アナと雪の女王』(原題:Frozen)主題歌の英語版「レット・イット・ゴー」が流れ、
あ〜ちゃんがエルサ、かしゆかがアナになりきってワンシーンを熱演。
のっちは「ハーイ、アイ・アム・オラフ」とこぶしを鼻にあててオチをつけ、笑いをさらった。

 ライブはダンスナンバーのオンパレード。
「ねぇ」では高速ステップ、世界的DJがリミックスを手がけた
「Spending all my time」では複雑な手の動きで沸かせたほか、
鮮やかに光るライトセーバーを手にした「GAME」を久々に披露。
2011年にディズニー/ピクサー映画『カーズ2』の全世界共通挿入歌にもなった「ポリリズム」などの代表曲も網羅し、
“これぞPerfume”という全16曲で会場をクラブ化させた。

 3人は目をうるうるさせ「NYで初めてやったと思えないような光景が目の前に広がっていて、
本当にきょう来てくれた皆さんが私たちの夢をかなえてくれたと思います」(かしゆか)、
「本当にみんなPerfumeのことが好きなんだなって心の底から思える
ライブでびっくりしました」(のっち)と感激。

 ライブ最後の定番曲「MY COLOR」を歌い終え、
あ〜ちゃんが日本のファンやスタッフにも感謝を伝えると、
かしゆかの頬には一筋の涙がつたった。
自分たちの思いを懸命に英語で伝え、
「プリーズ・キープ・ラヴィン・パフューム(Perfumeを愛し続けてください)」と呼びかけたあ〜ちゃんは、
最後の最後に「またくるけんね」とこの日“封印”していた広島弁が思わずこぼれた。

 3度目となる世界ツアーは、先月末からスタートし、台湾、シンガポール、
米ロサンゼルス、英ロンドンを経て、ニューヨークで閉幕。
NY公演は自身最大規模となる日本の映画館79館に加え、香港にも生中継され、
ライブビューイングも含めてツアー5公演で計4万人を動員した。

■『Perfume WORLD TOUR 3rd』セットリスト
01. Enter the Sphere
02. Spring of Life
03. Cling Cling
04. ワンルーム・ディスコ
05. ねぇ
06. SEVENTH HEAVEN
07. Hold Your Hand
08. Spending all my time
09. GAME
10. Dream Fighter
11. Party Maker
12. GLITTER
13. チョコレイト・ディスコ
14. ポリリズム
【アンコール】
15. FAKE IT
16. MY COLOR


Perfume WORLD TOUR 3rdツアーファイナルとなるニューヨーク公演の

ライブビューイングに行ってきました。



座席は最後列でしたがど真ん中でベストなポジションで、

じっくり大画面でPerfumeを堪能してきました。

スクリーンにNYの会場の映像が映し出されると、

ライブがスタートする前から日本と変わらない盛り上がりで、

Perfumeが世界進出して3年目にやっとアメリカに上陸なので、

Perfumeのライブを待ちわびていた現地ファンの熱い気持ちが、

画面を通してもヒシヒシと伝わってきて実に楽しいライブでした。

ディズニー映画『カーズ2』に「ポリリズム」が挿入歌に使用され、

LAでのワールドプレミアに招待されたとき、

現地のファンが大勢詰め掛け、

「こっちでもライブをして欲しい」という声の多さに、

世界進出することを決意し、アジアツアー・ヨーロッパツアーを経て、

3年目にしてのアメリカ上陸ですから、

ファンもPerfumeもこのライブに対する感慨が一入だったと思います。

だからこそ、あ〜ちゃんの「待たせてゴメンね」に集約されていると思うんです。

ライブは過去2回のワールドツアーで経験を積んだことで、

演出面でかなり進化していました。

ライブスタートの「Enter the Sphere」から「Spring of Life」では、

昨年のドームツアーとほとんど変わらない演出で、

よくぞ、このクールな演出を海外でやってくれました!としょっぱなから感動しちゃいました。

セットリストは海外で人気の曲を中心にしていましたが、

まさか「GAME」が聴けるとは想像していなかったので、

(ライブで披露するのは4年ぶりでしょうか。)

スクリーンの大画面で観る「GAME」は格別のものがありました。

披露される曲1曲ごとに日本と変わらない盛り上がり方でしたが、

「Dream fighter」で例えばのっちが歌うパートでは「のっち!のっち!」と

それぞれのパートで名前コールがあったのが新鮮でした。

国ごとに独特のノリ方があるのも海外ライブの楽しいところですよね。

私が観ていた劇場では、最初はノリが大人しめでしたが、

ライブが後半に差し掛かってくるにつれヒートアップしてきて、

いつものライブと変わらない盛り上がりになりました。

MCでは、『アナと雪の女王』のくだりも現地でもバカ受けでしたし、

パンケーキの甘さを「頭がパーン!」と頭が弾けるゼスチャーで、

強烈な甘さだったことを伝えるあ〜ちゃんが面白かったです、

本場アメリカのパンケーキは1口食べれば、目が覚めるような強烈な甘さなんですよね。

姉もNYへ行ったときに食べてみたら、

「後頭部を殴られたような強烈な甘さで1口が限界」だったと表現していたぐらいですし(笑)

3度目の海外ツアーを観た感想としましては、

アジア、ヨーロッパ、アメリカ、どこの国でも

Perfumeのライブの楽しさや興奮は変わりませんし、

どこの国の人にでもPerfumeの歌やパフォーマンスは通用するし

愛されているということを

日本と変わらないように終始笑顔で歌い踊っている3人、

そして最後に見せた涙で改めて実感し私も胸が熱くなりました。

3回目のワールドツアーが無事に終わりましたが、

これから先もPerfumeを求める声は弱まることはないでしょう。

次はどの国でライブが行われるのでしょうか。

そんなことを考えたWT3rdでした。

約2週間の日程で地球1週分の距離を移動してのツアーは気温の差も激しく今回が一番ハードだっただけに、

帰国したら、しばらくゆっくりしてほしいものですね。









名塚元哉 |←ホームページ