第一次安倍内閣では政治と金の問題で大臣が何人か辞任して、その反省と身体検査を重要視して第二次安倍内閣では、身体検査を徹底した結果、誰一人も辞任することなく職務を果たしていたわけですが、第二次改造内閣になったとたんに、安倍首相が最も力を入れていた「女性が活躍する社会」として任命した女性閣僚に相次いでの問題発覚で、これだったら内閣改造しないほうがよかったのではないかと思います。小渕経産相、12年の観劇会も収支報告記載なし(読売新聞 10月17日)小渕経済産業相(40)(衆院群馬5区)の二つの関連政治団体が支援者向けに開いた「観劇会」を巡り、2010、11年の政治資金収支報告書の収支に多額のずれが生じている問題で、観劇会は12年にも開催されていたにもかかわらず、2団体の収支報告書に収入、支出ともに記載されていないことが分かった。 政治資金規正法に抵触する可能性もあり、小渕経産相は17日の衆院経済産業委員会で「記載がないことは初めて知った。しっかり調査したい」と述べた。 「小渕優子後援会」(群馬県中之条町)と「自民党群馬県ふるさと振興支部」(同県高崎市)の10、11年の収支報告書には、会場の東京・明治座に計約3384万円を支払ったとの記載がある一方、参加者から集めた「観劇会費」は約742万円しか記されておらず、計約2642万円の差額が生じている。 委員会の質疑で、小渕経産相は「観劇会は07年から毎年開いている。12年も開催し、私もうかがった」と明らかにした。だが12年の両団体の収支報告書には、観劇会に関する収支の記載がなく、民主党の委員が「収支はどこに消えたのか」と追及。これに対し、小渕経産相は「まずは確認をさせていただいている。(参加者全員が会費を払っているか)一人一人の調査をしている」と語った。松島法相を告発へ=「うちわ」配布は公選法違反―民主(時事通信 10月17日)民主党の枝野幸男幹事長は17日午後、松島みどり法相(衆院東京14区)が地元の祭で「うちわ」を配ったのは、政治家が自身の選挙区で物品を渡す寄付行為を禁じた公職選挙法に違反するとして、東京地検に刑事告発する方向で最終調整していることを明らかにした。 東京都内で記者団に語った。 枝野氏は「私の指示の下で検討している。政治の場面だけで決着をつけていい問題ではない」と強調した。団扇ビラとは違って明らかに団扇だし、認可マークも入っていないので、公職選挙法違反濃厚なんですが、松島氏が配った団扇に寄付にあたるほどの価値があったのかどうかは別にして、刑事告発するのが市民団体ならまだしも民主党がやっちゃうのが、政治パフォーマンスが丸見え出し、パフォーマンスするにしても、もっと最重要課題があるんじゃないのかと思います。小渕氏も松島氏も問題ありなんですけど、延々と委員会の時間を使って追求するべきなんでしょうかね。消費税、景気対策、災害対策、原発再稼動、民主党の失敗作の置き土産である再生エネルギー特別措置法案の見直し、TPPなど重要な議題も多いですし、何よりも今エボラ出血熱という脅威が世界に広まってきている中で、国連も「エボラに人類が負けるののかどうかは、この60日間が勝負」として、世界各国に徹底して対策することを呼びかけ、我が国としても感染者が出た場合などに備えて、与野党足並みを揃えて急いで取り組むべき最重要課題だと思うんですよ。それなのに、団扇がどうしたとか、政治資金がどうしたとか、それも大事だとは思いますが、ただ、貴重な時間を使って追求する最重要課題とは思えず、別の場所を設けて追求するってのができないんもんでしょうかね。もう、正直言って、ほかにも優秀な議員は多いですから、さっさと小渕氏も松島氏も自ら辞任を選んでほしいです。