輸血巡るブログ炎上で離党届け(NHKニュース 8月16日)千葉県船橋市の市議会議員が輸血を問題視する主張をみずからのブログに書き込み、批判が相次いだことを受けて、「党に迷惑をかける」などとして所属する結いの党に離党届を提出しました。結いの党に所属する船橋市議会の高橋宏議員(38)は、今月7日付けのみずからのブログで、輸血や輸血用の血液を問題視する主張を書き込みました。この中で、厚生労働省が輸血の副作用の予防対策としている血液への放射線照射について、「死んだ血」と表現したほか、「体に入れたい方いらっしゃいますか」などと書き込んだのに対し、閲覧した人たちから「科学的な根拠のない主張だ」、「輸血に対する誤解を招く」などといった批判の書き込みが相次いでいました。これを受けて高橋議員は、「自分の主張が党全体の考えと受け取られると、党に迷惑をかける」などとして15日、離党届けを郵送で提出したということです。高橋議員は、「自分の発言でお騒がせしたことをおわびします。発言内容が間違っているとは考えておらず、今後も議員を続けて訴えていきたい」と話しています。船橋市議会議員高橋宏 揺るがない、動じない、諦めない放射線照射した血を輸血しているという現実(2014.08.07)輸血の件について(2014.08.15)どうも、この人、反現代医療思想のようですが、いやはや、科学的根拠に基づかない思い込みの激しい文章だと思いました。「お詫び」としながら宗教団体「エホバの証人」が正しいと、お詫びになってないところもさすがです。ブログのタイトル通り「揺るがない、動じない、諦めない」の精神なんでしょうか。この輸血デマもそうですが、この前の『美味しんぼう』問題といい、ことの反響に対して寄せられた意見を読んで、もう一度勉強し直してみるということがないんですよね。火消しに走るだけで。放射能デマもそうでしすが、特にニセ医学による医学系のトンデモ話は、時に読む人に対して不安や誤解を与えてしまい、真に受けた人の生死に関わる重大な結果をもたらす可能性さえあるので、無自覚に書くことの罪深さが大きいと思うんです。だからこそ、正確な情報でデマを潰していくしかないんですよね。ところで、都議の野次問題から、県議や市議などにも関心の目が向かい、今回のようにネット上でおかしな発言をする市議や県議なんかをチェックして、国政には出さないようにするのは大事なことなのかもしれませんね。