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2014年07月03日(木) 拉致問題は結果が全て。今は次の扉が開いた段階。

まずはお知らせ。

HPを借りているtok2サーバーがハードウェアの障害で
先月27日から繋がらない状態が続いており、
ご迷惑をおかけいたしております。
この日記のトーイくんの写真や『365の空』も表示されなくなっています。
緊急メンテナンスで復旧作業中なのだそうですが、
長すぎるので本当に復旧するのか心配になってます。

ちなみに掲示板の方は別サーバーなので書き込みや閲覧できますよ。
http://natsukabbs.progoo.com/bbs/



<集団的自衛権>松阪市長、違憲確認求め提訴へ(毎日新聞 7月3日)

安倍政権が集団的自衛権の行使容認を閣議決定したことに対し、
三重県松阪市の山中光茂(みつしげ)市長(38)は3日、記者会見し
「平和国家の原点を壊す政府の行為にしっかりと行動を起こさねばならない」として、
違憲確認を求めて国を提訴することも視野に行動することを明らかにした。

 政府見解について山中市長は「安倍総理がいう『武力による抑止』ではなく、
『徹底した平和主義による抑止』を目指すべきで、それが次世代に引き継ぐ日本の誇りだ」と指摘。
今後の活動としては「市民レベルで事務局をつくり、
『ピース・ウイング』活動と名付け、国民的議論を深めたい」と述べた。


これから、これに続けと全国で市民団体などによって提訴が始まるんでしょうね。

地裁なら何処かで違憲判決が出るでしょうし。


北朝鮮制裁、一部解除=安倍首相「国家的決断できる組織」―再調査、夏にも経過報告(時事通信 7月3日)

政府は3日午前、北朝鮮との外務省局長級協議を受け、
関係閣僚会議、国家安全保障会議(日本版NSC)を相次いで開催し、
北朝鮮への独自制裁の一部を解除することを決めた。
1日の日朝協議での北朝鮮の説明で、日本人拉致被害者らの安否を再調査する
特別調査委員会の実効性が担保できると判断した。
北朝鮮による包括調査の第1回目の報告は早ければ「夏の終わり」となる見込み。
 日本が対北朝鮮制裁措置を緩めるのは初めて。
安倍晋三首相は特別調査委について記者団に
「国家的な決断、意思決定をできる組織が前面に出る、
かつてない態勢ができたと判断した」と表明。
「これはスタートでしかない。全面的な解決に向けて一層、
身を引き締めて全力で当たっていく決意だ」と強調した。
 政府は、日朝協議での北朝鮮側の説明の概要を公表。
それによると、特別調査委の規模は全体で30人程度で、最高意思決定機関である
国防委員会から全ての機関を調査できる特別な権限が付与された。
金正恩第1書記直轄で秘密警察に当たる「国家安全保衛部」や、
軍を管轄する「人民武力部」など北朝鮮中枢の関与も確保された。
委員長にはソ・テハ国防委員会安全担当参事兼国家安全保衛部副部長の就任が内定している。


<北朝鮮制裁一部解除>「今度こそ信じたい」拉致被害者家族(毎日新聞 7月3日)

鳥取県米子市の拉致被害者、松本京子さん(行方不明時29歳)の兄、
孟(はじめ)さん(67)は「日朝双方に今回は必ず解決させるという気持ちがあると信じたい。
政府間協議は悪い方向には行っていないし、いい結果につながるとは思うが、
北朝鮮の本気度など協議の中身がどの程度なのか、もう少し姿が見えないと安心できない。
見極めが必要だと思う」と慎重に言葉を選び、
「私たち家族には肉親が帰国できるかどうかが問題。
それが置き去りにされ、気づいたら北朝鮮の思うように
動かされただけという形にはしてほしくない」と強調した。

 2002年の日朝首脳会談で「死亡」と伝えられた札幌市出身の拉致被害者、
石岡亨さん(同22歳)の兄章さん(59)=同市=は
「北朝鮮側もメリットがなければ協議の実行に至らない。
日本が(制裁解除などを)小出しにすることで北朝鮮はきちんとした対応をせざるを得なくなるだろう。
その経過を注視していくだけだ。
北京での日朝外務省局長級協議後、(亨さんに関する)情報は一切入っていないし、
過大な期待はできない。冷静に結果を見守りたい」と話した。


これを逃せば最後に…実効性ある調査望む滋さん(読売新聞 7月3日)

北朝鮮の「特別調査委員会」に実効性があるとして、独自制裁の一部解除が決まった3日、
拉致被害者の家族らは、早期の全面解決に期待をにじませた。
一方で、北朝鮮の専門家からは「あくまで結果の検証が重要」との声が上がった。

 「これを逃せば(救出の機会は)最後になる。再調査が実効性のあるものにしてほしい」。
川崎市内で報道陣の取材に答えた横田めぐみさん(拉致当時13歳)の父、滋さん(81)は、
政府にそう要望した。
安倍首相が記者団を前に「全面解決に向けたスタート」と述べたことに対し、
滋さんは「すべての人が帰ることがゴールです」と強調した。

 松本京子さん(同29歳)の兄、松本孟(はじめ)さん(67)は、
「日本政府の判断を信じるしかない。早く拉致被害者全員を返してもらいたい」と訴えた。
制裁解除については「(日朝間の)約束通り行われるべき。
入り口で時間をかけず、早く進んだ方がいい」と望んだ。


これまでとは違い拉致被害者の管理をしている国家安全保衛部が出てきたので、

北朝鮮も今回は本気で対応してきたと思いたいのですが、

拉致問題は結果が全てですから、

過度に期待せずにと行きたいところですが、

高齢のご家族の気持ちを思えば、

北朝鮮には誠意ある対応を望みたいところです。

それに、北朝鮮がここまでの動きを見せておきながら、

以前と同じように嘘の情報を持ってきたり

「調査したけど0人でした。」などと言ってきた場合は、

再び制裁が行われ、

完全に国交正常化の道も閉ざされるということ理解しているでしょうし。

安倍首相もこれで何も成果が得られなかった時は、

批判も巻き起こり支持率もガタ落ちになることも理解していますから、

先に制裁解除したのも何かの手応えを感じてのものなのかもしれません。

ただ、手応えがあったとしても、

たった数人の帰国で終わってしまうような妥協だけはしないでほしいです。









名塚元哉 |←ホームページ