典子女王殿下、ご婚約内定 お相手は出雲大社禰宜の千家国麿氏 高円宮妃久子殿下の次女(産経新聞 5月27日)宮内庁は27日午前、高円宮妃久子殿下の次女、典子女王殿下のご婚約が内定したと発表した。典子さまは25歳になられる。お相手は、出雲大社禰宜(ねぎ)・祭務部長を務める千家(せんげ)国麿(くにまろ)さん(40)=島根県出雲市=で、千家家は代々出雲大社の宮司を務めている。今秋に出雲大社で挙式をされる予定。皇室典範12条にのっとり、ご結婚により典子さまは皇籍を離れられる。久子さまと典子さまが同日午前、天皇、皇后両陛下にご婚約内定を報告され、宮内庁が記者会見して発表した。 皇族女子が結婚で皇籍を離れるのは、天皇、皇后両陛下の長女、黒田清子さん(平成17年11月)以来、9年ぶりとなる。久子さまは、「二人で温かく幸せな家庭を築いてくれることを祈っております」とのご感想を発表された。 宮内庁によると、典子さまは平成19年4月、久子さまとともに出雲大社を参拝した際、千家さんと初めて出会い、その後交際を深められてきた。 典子さまは昭和63年7月22日、平成14年に薨去(こうきょ)された高円宮憲仁親王殿下と久子さまの次女としてご誕生。23年3月に学習院大文学部心理学科を卒業された。 千家さんは、出雲大社宮司の千家尊祐(たかまさ)さんと礼子(あやこ)さんの長男で、昭和48年9月2日に誕生。平成8年3月に国学院大文学部神道学科を卒業し、17年3月から出雲大社に奉職。 一般の結納にあたる「納采(のうさい)の儀」で正式に婚約が決まる。典子さまは千家さんとともに27日午後、皇居内の宮内庁庁舎で記者会見に臨まれる。野鳥観察、結んだ縁…典子さま婚約内定(読売新聞 5月27日)高円宮妃久子さまの次女、典子(のりこ)さま(25)と、出雲大社神職、千家国麿(せんげくにまろ)さん(40)の婚約が27日、内定した。 高円宮ご夫妻と千家さんの両親は元々親しい間柄で、お二人は両家共通の趣味、バードウォッチングを通じて親しくなり、家族ぐるみでゆっくりと愛を育まれた。 ◆家族で交流 この日午前10時前、皇居に入った久子さまと典子さまは、天皇、皇后両陛下のお住まいの御所で、両陛下に婚約内定を報告された。 「ご結婚の話が急速に進んだのは今年に入ってから」。関係者はそう口をそろえる。二人の出会いは、典子さまが18歳、学習院大に入学されたばかりの2007年4月、久子さまと島根県出雲市の出雲大社を参拝された時だった。それから7年、交流が続いた。 「縁結び」で知られる出雲大社は皇室と関係が深い。 もともと、高円宮ご夫妻と、千家さんの両親で出雲大社宮司の尊祐(たかまさ)さん(71)、礼子(あやこ)さん(64)夫妻は旧知の間柄で、両家を結んだのが久子さまと尊祐さんの共通の趣味、バードウォッチングだった。尊祐さんは、久子さまが島根県を訪問されるたび、大社の境内や宍道湖周辺など野鳥が観察できる場所に案内した。典子さまが同行されることもあり、カメラを手にした千家さんもよく加わった。 今月19日から21日にかけても、久子さまと典子さま、千家さんと、尊祐さん夫妻らが、野鳥の撮影のため沖縄を訪問されている。こうした両家の「野鳥観察ツアー」は泊まりがけのこともあり、同じ宿泊先で一緒に食事を楽しむことも多かったという。 典子さまは、尊祐さん夫妻を「おじさま、おばさま」と呼んで慕い、結婚後は、尊祐さん夫妻とも同居したいと周囲に漏らされたこともあるという。久々の明るくおめでたいニュースです。創世のころは直系で神話の時代に別れてから2千年の時を経て結ばれるというのは、壮大なスケールのロマン溢れるお話ですよね。末永くお幸せにお過ごされますように。