「民主は一事が万事、そう…」 連合会長、細川氏支援への転換批判(産経新聞 1月22日)連合の古賀伸明会長は22日のBSフジ番組で、東京都知事選をめぐり、舛添要一元厚生労働相(65)支援に傾いていた民主党が、細川護煕(もりひろ)元首相(76)の自主的支援に方針転換したことを批判した。 古賀氏は、細川氏の出馬意向が伝わった際に同党が1日で方針を変えたことに「驚いている。一事が万事、そういう党運営や意思決定をしてきたから、ああいう政権(運営の失敗)になった」と述べた。 連合は、地方組織の連合東京が舛添氏支援を決めている。深い考えも無く思いつきで動く民主党だもの。細川氏「伝えたいのは原発の問題だ」 都知事選(夕刊フジ 1月23日)東京都知事選が23日告示され、届け出を済ませた候補者は街頭などに出て、有権者に向かって主張を訴え始めた。前日やっと正式な出馬会見を開き、究極の「後出しジャンケン」と揶揄された細川護煕元首相(76)は午前11時20分から、東京・西新宿の都庁前で小泉純一郎元首相の同伴で第一声に臨んだ。 細川氏は「これからの国の行方、東京の行方、私たちの生き方に関わる選択の機会がやってくる。伝えたいのは、価値観の問題、平和の問題、原発の問題だ。大量生産、大量消費、経済成長第一でいいのか。欲張りな資本主義ではなく、心豊かな成熟社会に転換すべきだ」と訴えた。 東証平均株価を1年で倍増させた安倍晋三首相のアベノミクスや価値観外交を否定し、日本経済の成長を望まない発言といえそうだ。 続いてマイクを握った小泉氏は「細川さんがよく立候補してくれた。敬意を表したい」と絶叫調で語り、「防災、医療福祉など課題はいろいろあるが、原発以上に大きな問題があるのか!」と叫んだ。 都庁前には「反原発」というプラカードを持った約100人の聴衆が集まり、細川、小泉両氏の「原発ゼロ」という言葉に反応し、拍手を送っていた。60代以上とみられる高齢者が多かった。 前日の出馬会見に続き、細川氏は「原発ゼロ」で突き進むようだが、エネルギー問題に詳しいジャーナリストの石井孝明氏は「予想していたとおり、(会見では)何も出てこなかった」といい、こう解説する。 「細川氏は『エネルギー戦略会議を立ち上げる』と語っていたが、大阪でも同じものをつくったが、パフォーマンスだけで成果はなかった。各エネルギーのコスト計算の図表も示していたが、関係者の間で『いかがわしい』と有名なもの。結局、脱原発について何の戦略も道筋も示せなかった。これではエネルギー戦略の議論は深まらず、混乱を招くだけだ」>大量生産、大量消費、経済成長第一でいいのか。欲張りな資本主義ではなく、心豊かな成熟社会に転換すべきだ」と訴えた。経済成長を手放したら国家として立ち行かなくなるのですが、 そんなことは想像できずに原発事故後、経済成長を否定し貧しくとも心豊かな社会をなんて主張する人が増えていますけど、こういうことを言っている人のほとんどが、社会が多少貧しくなっても困らないような、老後の心配もないような、なに不自由のない暮らしをしている人達なんですよね。◆細川氏一問一答「災害対策より脱原発」「1億円は完済明らか」(産経新聞 1月23日)−−反原発を掲げる他の陣営とどう違うのか 「『原発ゼロ、再稼働しない』と、最優先の課題になっているのは、私以外にはいない」 −−猪瀬知事も、東電改革など、実質的に原発に頼らない政策を行ったが、どう評価するか 「石原慎太郎氏だろうが猪瀬氏だろうが、よい政策は全部、引き継ぐ」 −−首都直下地震の防災や少子高齢化について具体的な策はあるか 「(いずれも)都の職員が練り上げた、しっかりとした計画がある。それを発展的に進めていく。たとえば待機児童の問題は、任期の間にゼロにしたい」 −−都知事選では、脱原発が優先するのか 「原発は、都民の生命と財産に関わる問題。大きな事故が起きれば、憲法の問題などもみんな吹き飛んでしまう。最優先にならざるを得ない」 −−災害対策も重要で同列に扱うべきだと思うが 「災害対策は災害対策。それよりも原発事故の方がはるかに影響力がある」細川氏の頭の中では災害対策に原発事故対策は含まれないのでしょうか。