菅直人コラム続・続・都知事選(blogos 1月11日)細川さんの都知事選立候補の可能性が大きくなっているようだ。自民党はできるだけ冷静を装っているが、二重の意味で困っている。 第一に「脱原発」が改めて国民的な大きな争点となることそれ自体の困惑している。国会閉会中に行うのではないかといわれていたエネルギー基本計画の閣議決定を2月以降に延ばしたようだ。都知事選での争点になるのを避けたということだ。 第二に舛添氏の推薦を自民党都連が決めたが、小泉さんが細川さんを支援すれば自民党も混乱することを恐れている。 原子力ムラは電力関係労組を中心に細川支援を食い止めようと躍起になっている。しかし、原発ゼロを求める無党派の人たちは「勝手連」的に細川さん応援の相談を始めている。 立候補が正式に決まれば原発ムラの意向に沿うマスコミからの細川さんに対する中傷が激しくなるだろう。かつて福島県知事選で佐藤栄佐久知事が原子力ムラの謀略で失脚させられた例がある。浜岡原発の停止要請など脱原発にかじを切った私に対し虚偽情報に基づくマスコミ報道や総理辞任要求があったのもその一例だ。こうした謀略を跳ね返して、細川さんには頑張ってほしい。菅直人の頭の中じゃ優秀な自分が辞任に追い込まれたのは原子力ムラの陰謀で自分は被害者だと思ってるんだなぁ。ある意味で幸せな思考回路かもしれない。でもマスメディアの報道を見れば、ほぼ脱原発一色だから、原子力ムラなるものが仮に実際にあったとしても、影響力って大したことないんじゃないの。それに菅直人の失脚なんて脱原発以前の問題で、むしろ東日本大震災が起きたことで総理として延命できただけで、震災が起きていなかったら、韓国人からの政治献金で辞任に追い込まれていたんじゃないのでしょうか。