秘密保護法案、衆院委可決…与党みんな賛成多数(読売新聞 11月26日)安全保障の機密情報を漏えいした公務員らへの罰則を強化する特定秘密保護法案は26日午前、衆院国家安全保障特別委員会で採決が行われ、自民、公明両党の与党とみんなの党の賛成多数で可決された。 日本維新の会は採決に反発し退席した。みんなの党を除く民主党などの野党は採決に反対し、委員室は一時混乱した。与党は午後の衆院本会議に法案を緊急上程して採決、衆院通過させる構えだが、野党は反発しており、本会議開会を巡って与野党の調整が続いた。 与党は、特別委に先立つ理事会で、法案を午後の衆院本会議に緊急上程して採決、衆院通過させる方針を正式に示した。これに対し、民主党や維新の会などは採決に反対した。 特別委での採決は、与党議員が質疑を終えるよう動議を出し、賛否の討論を省略して行われた。 採決後、民主、維新の会、共産、生活、社民の野党5党の国会対策委員長は、採決について「極めて遺憾」とし、本会議への緊急上程を認めないよう求める抗議文書を伊吹議長あてに提出した。マスメディア含めてアホみたいに他人の恐怖心を煽るように騒いでいたおかげで、まともな議論の進まぬままに衆議院で可決されたわけですが、「これが民主主義か」=怒号飛び交う特別委―秘密保護法案、強行採決(時事通信 11月26日)特定秘密保護法案、強行採決で衆院委通過 維新は退席(朝日新聞 11月26日)「強行採決」や「数の横暴」なんて言葉が飛び交っているわけですが、審議の後に採決があって賛成多数なら可決される当然の流れですし、民主主義なんですから数に物言わすに決まっているじゃないですか。野党案を受け入れ修正もし40時間も審議をして賛成する野党が出ても強行採決などと言われるのなら普通の採決とはどんなものなのでしょうか。時間が足りないとするのであっても、反対派はどんなに時間を描け丁寧な審議を尽くしても絶対に反対なのですから、ただの時間の無駄なだけではないでしょか。それに民主党政権時代にも世論の意見が賛否で別れる法案(高校無償化・子ども手当・国民健康保険法・国家公務員法・エネルギー製品促進法・ 地球温暖化対策法・選挙経費基準法・放送法・外為法承認案件・郵政改革法)が多数可決されていますが、これらの法案は審議なしや4時間だけといった少ない時間の審議で採決したようにこれこそが、ある意味で強行だと思うのですが、当時のマスメディアは批判してきたでしょうか。そして、「国民の知る権利」を楯にして情報は包み隠さず国民に知らせるべきだと主張しているわけですが、特定秘密保護法案に反対している社民党や共産党などの野党やマスメディアや識者は、民主党政権がひた隠しにしていた尖閣での漁船衝突ビデオを一色正春氏が流出させた時、彼を擁護したでしょうか?国民の多くは海上で何が起きていたのか情報を求めていたなのですから、一色氏の行動を擁護もせず安全保障に関する情報を流出させたとバッシングの嵐でした。このようなダブルスタンダードを数多く見せつけられた今、マスメディアや野党の批判は滑稽でしかありません。特に民主党は尖閣ビデオのほかにも原発事故後のSPEEDI情報を発表しなかったりと、特定秘密でも無いものを秘密にしてきたわけで、そんな民主党が特定秘密保護法案に批判できる立場ではないと思うのですが。