朝日新聞がまた自作自演する「慰安婦騒動」 - 池田 信夫(アゴラ 10月14日)慰安婦問題に沈黙を守っていた朝日新聞が、久しぶりに1面で大きく「慰安婦記録、出版に懸念」という記事を出している。1993年に日本大使館がインドネシア政府に圧力をかけて慰安婦についての言論弾圧に加担したという印象操作だが、なぜ93年にこういう事件が起こったか、これを書いた記者はわかっているのか。この記事には「ジャワ島から1400キロ離れた島に戦時中に多数の少女が慰安婦として連れて行かれた」と書かれているが、大昔から強姦は戦争につきものだ。戦争で負けた民族は、殺されるか強姦されるか奴隷にされたのだ。戦地の強姦を「慰安婦」と名づけるとすれば、世界の歴史には無数の慰安婦がいたことになる。これは戦地ではなかった朝鮮から、日本軍が軍の要員として慰安婦を強制連行したという韓国政府の主張とは別の問題だ。こういう話は、すべて朝日新聞が誤報を出した1992年以後に出ている。1992年の大誤報は朝日の黒歴史だから、社内では引き継がれていないのかもしれないが、単なる娼婦を「女子挺身隊」として「強制連行」したというデマを朝日が流したことが、騒ぎの発端になったのだ。それまでは誰も「慰安婦」という言葉は知らなかった。ましてインドネシア人がそんな言葉を使うはずもない。朝日新聞が捏造した「従軍慰安婦」という言葉が世界に広がって、戦地の性犯罪がすべて慰安婦と呼ばれるようになったのだ。それを「事件」として報道する自作自演は、いい加減にしてほしいものだ。当時のインドネシア大使館が懸念を表明したとすれば、インドネシアに従軍慰安婦なんかいなかったのだから当然だ。現地の兵士が起こした強姦事件をすべて軍の責任にするなら、週刊朝日の編集長がセクハラ事件を起こした朝日新聞社の社長は、その責任をとって辞任すべきだ。慰安婦問題の拡大阻止 92〜93年、東南アで調査せず(朝日新聞 10月13日)インドネシア「非難声明、穏当にした」 慰安婦問題(朝日新聞 10月13日)朝日新聞がまた慰安婦の強制連行でキャンペーンを貼りだしたようですが、記事を読んでも「強制連行の証拠」はないんですよね。なにがやりたいんでしょう。◆社民新党首に吉田忠智参院議員 党首選で豊島区議破る(朝日新聞 10月14日)17年ぶりに選挙戦となった社民党の党首選が14日開票され、参院議員の吉田忠智氏(57)が、東京都豊島区議の石川大我氏(39)を破った。1996年に党名が社会党から社民党に変わってから、村山富市、土井たか子、福島瑞穂の3氏に続く第4代の新党首に選ばれた。 吉田氏は、自身をのぞく国会議員全4人から推薦を受けたほか、支持母体である労働組合から幅広く支持を集めた。選挙戦では、地方議員や国会議員の経験を生かし、党内融和や雇用政策を重視する姿勢を訴えていた。 ゲイで豊島区議の石川氏は、39歳という若さをアピールし、党の変革を前面に出したが及ばなかった。選挙の度に議席を減らし続けた社民党が、それでも目立てていたのは、無知で五月蝿いだけの福島瑞穂氏の発言で目立てていたわけで、福島氏が党首を退いてから、さらに影を薄めてしまっているように、新党首が決まっても福島氏がいた頃のように輝くことはないでしょうね。最後の党首になるんでしょうか。