「反省ばかりの民主ではダメだ」党執行部に注文(読売新聞 10月10日)民主党の大畠幹事長は9日、地方組織の立て直しに向けた全国行脚の一環で来県し、同党和歌山県連や連合和歌山の幹部らと意見交換した。 大畠幹事長はあいさつで、昨年12月の衆院選、今年7月の参院選での敗北について、「責任は党本部にある。皆さんの努力に応えることができず、申し訳なかった」などと陳謝。党再生に向けて、地方組織の強化や党改革の必要性を強調した。 意見交換会は非公開で行われ、出席者からは「反省ばかりしている民主ではダメだ」「野党再編は必要だが、政策の違う政党との連携はしてほしくない」などの声が上がったという。 会合後、大畠幹事長は取材に対し、参院選で和歌山選挙区に候補者を擁立できなかったことにも触れ、「政治スクールを開校するなど、政治家を志す人をサポートしていく環境づくりも大切だろう」と述べた。反省ばかりではダメだって言ってますが、民主党の議員から未だにまともな反省の弁を一度も聞いたことがないんだけど・・・。◆<国公立大入試>2次の学力試験廃止 人物評価重視に(毎日新聞 10月11日)政府の教育再生実行会議(座長、鎌田薫・早稲田大総長)が、国公立大入試の2次試験から「1点刻みで採点する教科型ペーパー試験」を原則廃止する方向で検討することが分かった。同会議の大学入試改革原案では、1次試験で大学入試センター試験を基にした新テストを創設。結果を点数グループでランク分けして学力水準の目安とする考えだ。2次試験からペーパー試験を廃し、面接など「人物評価」を重視することで、各大学に抜本的な入試改革を強く促す狙いがある。実行する大学には補助金などで財政支援する方針だ。同会議のメンバーである下村博文文部科学相が、毎日新聞の単独インタビューで明らかにした。 同会議は「知識偏重」と批判される現在の入試を見直し、センター試験を衣替えした複数回受験可能な新しい大学入学試験と、高校在学中に基礎学力を測る到達度試験の二つの新テストを創設し、大規模な教育改革を進めようとしている。11日の会合から、本格的な議論に入る。 下村文科相は「学力一辺倒の一発勝負、1点差勝負の試験を変える時だ」とし、新テスト創設の必要性を強調。さらに、大学ごとに実施する2次試験について「大学の判断だが(同会議では)2回もペーパーテストをしないで済むよう考えたい」「暗記・記憶中心の入試を2回も課す必要はない」と述べた。 私立大も新テストを活用するのであれば、同様の対応を求める方針だ。 同会議の改革原案では、各大学がアドミッションポリシー(入学者受け入れ方針)に基づき多面的・総合的に判断する入試を行うよう求めている。だが、面接や論文、課外活動の評価を重視する新しい2次試験では、従来のペーパー試験に比べ、人手など膨大なコストが発生する。下村文科相は「改革を進める大学には、補助金などでバックアップしたい」と述べ、国が費用面で支援する考えを示した。今の入試制度が暗記偏重の詰め込み教育の弊害がなんて言われていますが、だからと言って人間力重視にするってのは何か違うんじゃないでしょうか。そもそも人が考える人間性(人間力)はそれこそ人それぞれでバラツキがあるから、面接を行う大学教員の好みの人物を選ぶことで偏りが出来たり、勉強ができても人と話すのが苦手など人付き合いが得意ではないと落とされてしまったり、逆に魅力的な学生を入学させても学業についていけなくなり、入学は出来たものの途中で脱落してしまう学生だって出てくるでしょう。それに入試が面接重視になると鳩山由紀夫のような相手の喜ぶことを言う口だけが上手いのが合格できてしまうことだって考えられますね。(そもそも鳩山由紀夫自身が入試で東大に入ったかさえ疑問ではありますが。)誰でも平等に挑める筆記試験と違って人間力重視なんて不公平そのものですよ。暗記型になっている入試問題そのものを見直せばいいだけではないでしょうか。