中韓首脳 歴史認識巡り日本をけん制(NHKニュース 6月28日)パク大統領「中韓で新しいアジアを」(NHKニュース 6月29日)中国を訪れている韓国のパク・クネ大統領が、29日、北京の大学で学生に演説し、歴史認識問題で対立する日本の存在を指摘して、「韓国と中国で新しい東アジアを作っていこう」と呼びかけました。27日から中国を訪れている韓国のパク・クネ大統領は、29日午前、北京の清華大学で学生に演説しました。パク大統領は、冒頭と最後に中国語であいさつし、「きょう、このように皆さんと共に韓国と中国が開く未来について話すことができ、うれしく思います」などと述べて会場から拍手が送られました。演説でパク大統領は、東アジア情勢について、「域内の国家間で経済的な相互依存関係は広がっているが、歴史と安全保障問題を取り巻く摩擦と不信によって、政治や安保での協力はそれに及んでいない」と述べて、北朝鮮に加え、名指しは避けながらも、歴史認識問題で対立する日本の存在を指摘しました。そのうえでパク大統領は、「今後、韓国と中国がパートナーとなって新しい東アジアを作っていくことを期待している」と述べ、これに中国の若者が加わるよう呼びかけました。パク大統領は、このほか、中韓両国の文化的なつながりの深さを指摘するだけでなく、「個人的にも中国の賢人たちの本をたくさん読み、中国の歌も好きだ」と述べるなど、中国への親近感を最大限にアピールしていました。中国の兵法書『六韜(りくとう』には、「敵国の無能な宰相は厚遇しろ、敵国の有能な宰相は冷たい待遇にしろ」というのがありまして、鳩山由紀夫→中国に大歓迎される。 パク・クネ大統領→中国に大歓迎される。そういうことです。