手塚治虫先生や藤子・F・不二雄先生の漫画作品を網羅した全集が発売されていますが、水木しげる先生の作品を網羅した全集が出るには不謹慎ながら水木先生が天に召されないない限り実現しないのだろうか、そうなると卒寿を過ぎても食欲旺盛好奇心旺盛で元気である妖怪っぽい先生のことだからまだまだ先の話になるなぁと思っていたら、今年になって大全集の告知がありました。水木しげる漫画大全集公式サイト 講談社第1期は33冊の刊行で6月3日から発売がスタート。1.貸本作家時代も含め全時代の漫画作品を完全収録!2.初めての媒体別、発表順に編集!!3.発表時のオリジナル頁で収録!!!4.迫力あるワイドな判型!!!!5.貸本作品を完全網羅!!!!!6.未収録作品も発掘し収録!!!!!!7.監修は水木マニアの作家・京極夏彦氏!!!!!!!8.全巻予約には豪華特典!!!!!!!!全集が発売されるってだけでもスゴイことなのに、この豪華な内容となると水木マニアとして買わざるを得ません!!ということで第1期の33冊を全巻予約(合計¥65.500)させて頂きましたよ。大型書店では一括払いじゃなく、その都度の支払いなので助かります。6月3日発売分「ゲゲゲの鬼太郎 第1巻」「忍法秘話 掲載作品 全」「不思議シリーズ全」の3冊です。(隣は1期2期のアニメを収録した『ゲゲゲの鬼太郎DVDマガジン』)中身を見ましたが、スゴイ!凄い!すごい!まずページを開いて、その美しさに見惚れます。原画をデジタル処理しているから美しいのです!京極先生は長編の小説を書くより監修に気力体力を使っているそうですが、その苦労が報われているほどの凄さで、京極先生だけあって完璧な仕事ぶりです。『ゲゲゲの鬼太郎』第1巻の中身をちょい見せしますが、オリジナル版の講談社コミックス鬼太郎全9巻が未だに古書店やオークション等で高額取引されているのは、雑誌掲載当時のアミかけの処理があるからなのですが、この大全集ではアミ処理を本来の印刷指定にそって忠実に再現されてます。 あと2色ページは激レア本として有名な講談社カラー版コミックスに準じてます。これだけで価値ある1冊になっていると思うのですが、さらに、資料として単行本収録時に新たに改稿されたり、コマが描き加えられたり、コマの構成が大きく変わったページ、関連記事、未使用になった原稿までも貴重な資料として収録されています。全集は流石に手が出せないって水木ファンの方も鬼太郎だけは買ったほうがいいと思います。手元に残しておく価値はあります。これからは毎月、大全集とDVDマガジンで水木作品に接して新たな感動を得ることができるわけですが、問題はお金よりも全集を収納する本棚です。辞書並に分厚い本が毎月2〜3冊増えて行き、当然のことながら第1期(33冊)以降も続いていくわけで、最終的には130冊は超えるであろうということは容易に予想されます。スペースの確保にどうすればいいのか大全集を前にして嬉しい悲鳴を上げています。