飯島内閣官房参与が平壌へ…拉致問題を協議か(読売新聞 5月14日)飯島勲内閣官房参与が14日、中国・北京経由で北朝鮮の平壌を訪問したことが明らかになった。 訪朝の目的や、現地で接触する相手は明らかになっていないが、日本人拉致問題に関し、北朝鮮側と何らかの協議を行うとの見方が出ている。飯島氏は、長ければ今週末まで滞在する見通しだという。 平壌国際空港では、北朝鮮の金哲虎(キムチョルホ)外務省アジア局副局長が出迎えた。 飯島氏は小泉元首相の公設秘書を長く務めた。北朝鮮が拉致問題を認めた2002年9月の日朝首脳会談の際は、首相秘書官として、小泉氏とともに北朝鮮を訪問した。04年5月の再訪朝にも同行し、「北朝鮮に独自のパイプがある」(政府関係者)との指摘もある。突然の出来事にビックリですね。北朝鮮側の手厚い歓迎ぶりを見ると、水面下で何らかの話が進んでいた結果なのかもしれません。飯島参与訪朝、首相「政府としてノーコメント」(読売新聞 5月15日)今日の予算委員会で、民主党が何度も訪朝理由を聞いていましたが、ノーコメントを貫く首相らに対して、「このくらいの事も答えないのか」とかアホなことを言っていましたが、交渉中の重要な事柄をベラベラと話すわけないでしょう。私としては、この訪朝で、なんとか拉致問題が進展してくれるのを願うばかりです。◆飯島氏訪朝に警戒感 韓国紙(日刊スポーツ 5月15日)15日付の韓国大手紙は、飯島勲内閣官房参与が平壌入りしたことについて「米韓はもちろん、中国まで北朝鮮に制裁を加えている状況で国際協調を破った」(朝鮮日報)などとして警戒感を示した。 東亜日報は、日本政府が韓国政府に飯島氏の訪朝を事前に通知していなかったと伝え、「北朝鮮に対する強力な制裁措置が取られている中、日本の突出した行動により、北朝鮮に状況判断を誤らせる可能性がある」と指摘した。 韓国政府が北朝鮮対応で日本を排除し、米中韓の結束を強める動きを見せていることに対し「安倍晋三首相が腹いせでけん制球を投げた」との見方も伝えた。 朝鮮日報は「日本が北朝鮮問題に対する影響力が低下している状況を反転させるためのカード」と分析。「7月の参院選をにらみ安倍首相が勝負に出たとの見方も出ている」と伝えた。> 韓国政府が北朝鮮対応で日本を排除し、>米中韓の結束を強める動きを見せていることに対し>「安倍晋三首相が腹いせでけん制球を投げた」との見方も伝えた。米中からクレームが出ていないということは、韓国を排除して根回した結果なのでしょうね。それに自らで日本外しをしておきながら、「日本は国際協調が無い」なんてギャグとしか思えないのですが、「腹いせ」という言葉が出てくることで、 韓国がどういう感覚で外交を見ているのか、そしてやろうとしているのかが窺い知れますね。