きょうは朝から、1ドル100円やテニスの錦織選手がフェデラーに勝つなど、ビックリニュースが飛び込んできたのですが、個人的に驚いたのがこれです。ジブリ最新作、主人公声優に「ヱヴァ」庵野監督(サンスポ 5月10日)人気アニメ映画「ヱヴァンゲリヲン」シリーズで知られる庵野秀明監督(52)がスタジオジブリ最新作「風立ちぬ」(7月20日公開、宮崎駿監督)で長編アニメ映画の声優に初挑戦することが9日、分かった。 零戦を設計した実在の技師で主人公の堀越二郎役。〔1〕早口である〔2〕滑舌がよい〔3〕凛としている−などの主人公のイメージにピッタリとして起用された。庵野氏は当初オファーに戸惑ったが、1984年のジブリ映画「風の谷のナウシカ」で原画を担当して以来、師と仰ぐ宮崎監督から「是非に」と言われ、快諾した。 庵野氏の声優は、2002年にCS放送「キッズステーション」のアニメ「アベノ橋魔法☆商店街」にゲスト出演して以来で、アフレコでは膨大なセリフ量に「難しい」と苦笑していたという。ジブリとエヴァの“合体”は話題になりそうだ。主演は庵野秀明、宮崎駿最新作「風立ちぬ」で、大物監督が声優初挑戦■ 堀越二郎役:庵野秀明さんのコメント「突然ある日、鈴木(敏夫)さんから「二郎の声をやってほしい」と電話がかかってきました。“まぁ無理だろう”と思いましたが、無理とはいえ宮さん(宮崎駿)から是非にということでしたし、まずはオーディションをして本当にいけるかどうか確認してみようということになりました。オーディションが終わると、しばらく見たことないくらいニコニコと満面の笑みの宮さんに「やって」と言われまして、“これはやるしかないんだろうな”と思ったのが正直なところです。できるかどうかは別にして、やれることはやりますけれど、そこまでです、ということで引き受けました。ダメだったときは、僕を選んだ鈴木さんと宮さんが悪いんです(笑)。といいつつも、頑張ります。主役は初めてなので、シーンが多すぎてどこも大変だなあという印象です。もともと宮さんにオーディションで言われたのが「寡黙な男でセリフはそんなにないから」ということで。それを信じて引き受けたのですが、絵コンテ見たらびっくりですよ。ずっとしゃべりっぱなしだし、歌はあるわ、フランス語もドイツ語もあるわで、完全にだまされた!って感じです(笑)。役作りは、素人なのでやっても無駄ですから、意図してやっていません。素のままぶつけて宮崎さんが気に入ればいいし、違えば直していこうと思っていました。役柄についてはあまり説明がなく、注文もそんなにありませんでした。アフレコ2日目くらいから、宮崎さんがニコニコと、とても喜んでいる様子で。それだけでよかったなと思います。宮崎駿監督と言えば、今のアニメ界で活躍する声優嫌いで、(理由は、過剰でクドイ演技しか出来ないからだそうですが。)俳優や作家さんなどを積極的に起用していますが、演技の経験がほとんどない庵野秀明監督を主人公でという暴挙にも似た起用に、えーっ!?て思う反面、大方の予想に反して、観た人が違和感なく映画の世界に入り込めるほど、納得の演技になっているかもしれませんし、興味深くなってすごく観てみたくなりました。ただ、これによって『ヱヴァンゲリヲン劇場版:||』の公開が、さらに伸びそうですね(笑)