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2013年04月05日(金) エイプリルフールのルールを知らなかった美術ジャーナリスト

「東京都現代美術館が閉館」月刊ギャラリー、4月1日の嘘記事通じず謝罪(産経新聞 4月5日)

東京都現代美術館(東京都江東区)が「閉館する」との嘘の記事が1日発売の
美術誌「ギャラリー」4月号に掲載され、美術館や都に問い合わせが殺到し、
同誌の編集発行人が謝罪していたことが5日、分かった。
「エープリルフールのジョークのつもり」としているが、
関係者は「しゃれになっていない」とあきれている。

 この記事は、美術ジャーナリスト名古屋覚さんが書いた「評論の眼」。
「東京都現代美術館を閉館し、主に都内在住作家による最新のアニメやゲームと、
書や工芸などわが国の伝統美術を同時に紹介する
『クールトーキョーフォーラム』を同館建物内に新設する方針を、
東京都はこのほど固めた」という内容だ。

 発売後の3日、美術館側は公式ホームページで「全くの事実無根」と否定し、
同誌の編集部に抗議。同誌は4日、公式ホームページ上でおわびを掲載。
「エープリルフールのユーモアとして書いた評論文の一部。
記載された内容は事実ではない」
「予期せぬ誤解を招いた」などと謝罪。
名古屋さんも「(評論では)『本誌発行日には』(4月1日のこと)とヒントまで書いたのに、
世界で楽しまれているエープリルフールのジョークが分からない方々が美術館や
文化行政や報道に携わっていたり(中略)、それ故、
このたびそうした方々をお騒がせしてしまったことは、大変遺憾」との談話を載せた。

 東京都は「訂正にも謝罪にもなっていない」と再抗議。
5月号に謝罪文を掲載することを求めたという。



月刊誌の場合、全ての読者が1日に読むとは限らいので、

企業や新聞のエイプリルフールネタよりも影響力が続いてしまいます。

しかも、エイプリルフールには嘘をついてもいいと言っても、

自分のことで楽しんでもらう、

もしくは空想の産物で楽しんでもらうなど、

自由のようでいて、しっかりとしたルールがあるのですが、

人を不安にさせる、

他人を巻き込む、

特定の人物を陥れるとか、

やってはいけないルールの中で、

この嘘は他人を巻き込んでいるのですから最悪で、

名古屋氏は「エイプリルフールのジョークが分からない方々」とか言い訳してますが、

こんなのはジョークでもユーモアでもなんでもなく、

やっている本人が一番ユーモアを分かっていなかったのではないでしょうか。









名塚元哉 |←ホームページ