嘉田代表“むだ削減で財源捻出できる”(NHKニュース 12月6日)日本未来の党の嘉田代表は東京・国分寺市で街頭演説し、子育て支援策として衆議院選挙の公約に盛り込んだ、年間31万円余りの手当の支給について、総理大臣が陣頭指揮を取って行政のむだを削減すれば、財源は十分捻出できるという考えを強調しました。この中で、嘉田代表は「野田総理大臣は『高齢者1人を現役世代が1人で支える“肩車型”の社会に備え、消費税を上げることが必要だ』と言うが、話が逆だ。子どもの数を増やすことが必要であり、だからこそ、3年前に民主党が国民と約束した、『年間31万2000円の手当』と同じ金額をあえて再提示した」と述べました。そのうえで、嘉田氏は「民主党は、官僚任せの事業仕分けで『財源がない』と言っているが、官僚の人事を総理大臣が握り、トップダウンで霞が関のむだづかいを徹底的に見直せば、3兆円くらいは捻出できる」と述べ、総理大臣が陣頭指揮を執って行政のむだを削減すれば、財源は十分捻出できるという考えを強調しました。言ってることは理解できたとしても、出来なかった人たちが民主党から逃げ出して、また一つに集まって誕生したのが今の未来の党だということを理解した上で嘉田氏はこのような発言をしているのでしょうか。鳩山政権で事業仕分けはスタートしましたが、仕分けを始めたとき、当時幹事長だった小沢は「1年生議員を使うな」と仕分けの邪魔をしただけで、 トップダウンでやったことと言えば、新人議員を小沢グループに囲い込むことと、地方からの陳情を幹事長に一本化することだけで霞ヶ関には何もしませんでした。そんな民主党政権時代には何もしなかった人や出来なかった人たちが集まった未来の党なら、なぜ出来なかったことが出来るようになるのか、きちんと説明してほしいものです。