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2012年07月27日(金) ファンの想像の斜め上を行くPerfumeの面白さが発揮された新曲。

昨夜は、サッカーU−23日本代表のスペイン戦と

8月15日に発売されるPerfumeの新曲「Spending all my time」が、

ラジオ『Perfume LOCKS! 』で宇宙初フルOAということもあって、

テレビを観ながらラジオを聞くという忙しい夜で、

サッカーはスペインを倒して興奮させられるし、

Perfumeの新曲は、またも予想の斜め上を行く曲になっていたので、

ネット上の反応をチェックしたりして、なかなか寝付けない状況でした。

そんな新曲「Spending all my time」は、

昭和生まれのバブルを経験した世代として曲を聴いて最初に思い浮かんだのは、

90年代に流行ったエピックトランス系のクラブミュージックで、

ジュリアナ東京が脳裏に浮かび上がりました(笑)

歌詞も本当に少なく英詩メインで日本語ちょこっしの久々のバキバキ音物系。

Perfumeはテレビで聴いたことがあるぐらいで、

ファンじゃない人が買い物中に有線でこの曲が流れているのを聞けば、

Perfumeだとは気づかないかもしれないぐらいな感じです。

初めて聴いたときは、正直なところ「ちょっとダサい?」と思っちゃいましたが、

一回聴いただけで耳に残る凝っている疾走感のあるキャッチーな曲構成で、

全体を通して聴いているとメロディと声に哀愁が漂っているので、

これは、やっぱりPerfumeの曲だなと感じちゃうほど楽しく、

何度も聴いているうちにダサイという感想も消えていました。

色んな音がいっぱい入っているのでCDで聴けば発見が多そうで、

さらに味わい深くなって印象が変わりそうですが、

驚いたことに、この曲はテレビでは披露せず、

ライブ限定で披露する曲に決まっているそうです。

ライブ会場の爆音で聴いて踊って盛り上がれるのとは違い、

テレビではショートバージョンになってしまうことを考えれば、

曲がトランス系で、

歌詞は「スペンディング スペンディング オールマイタイム♪」を繰り返しているので、

一歩間違えれば、単調でつまらない曲という間違った印象を視聴者に与えるだけになりそうなので、

これは賢明な判断ではないでしょうか。

(早速、夏フェスで披露されるだろうから、行ってみたくなりました。)

普通ならタイアップのついているものをA面にするのに、

タイアップ曲を押しのけて、

多くの聴衆を巻き込み盛り上がるライブのみで披露する曲を

A面にしちゃったのも含めて挑戦的で攻めていますよ。

こういう大胆なところもPerfumeの魅力ですね。

で、この初OAの後に、

YouTubeで、この曲のPVのティザー(一部)が0時に解禁されたのですが、

ラジオでOAされたのが23時過ぎなので、

この衣装で90年代風なクラブミュージックだから、



どんなPVになるんじゃろ?と考えていたら、

PVのティザーも予想の遥か斜め上でした。



足だけです。

こんなの誰も予想できませんよ。

フルのPVもずっと足だけだったら革新的で面白いですが、

ティザー広告の意味は、伝えなければいけない商品の要素(推したい部分)を

あえて明らかにせず、じらすことで興味を引きつける手法だから、

きっと、PVは足でステップしているのを映しているだけでは終わらないようなので、

早くフルで観たいという気持ちが湧いていて、ものの見事にじらされてますね(笑)










名塚元哉 |←ホームページ