「ウルトラQ」に47年目の続編!来年連ドラで帰ってくる!(スポーツ報知 6月17日)今も高い人気を誇っている「ウルトラマンシリーズ」の原点とも言える日本初の特撮テレビ映画「ウルトラQ」(1966年)が、WOWOWで連続ドラマ(全12回予定)としてよみがえることになった。タイトルは「ネオ・ウルトラQ」(来年放送)。映画監督の石井岳龍氏、入江悠氏ら日本を代表する奇才がメガホンを執り、21世紀に新たな伝説を生み出すことになる。 「―Q」は円谷プロダクション(当時は円谷特技プロ)が自社企画として初めて制作した作品で、66年1月〜7月、日曜日午後7時からTBS系で放送された。“日本映画界特撮の父”円谷英二氏が劇場用映画と同じ35ミリフィルムで撮影するなど、クオリティーを追求。米国のSF空想ドラマ「トワイライトゾーン」を下敷きに、日常生活の様々なバランスが崩れるときに起こる異変、怪事件を独特の怪獣路線と融合して描いた。 同作からはゴメス、リトラ、カネゴン、ペギラ、ガラモン、ケムール人など、現在でも人気の高い怪獣たちが誕生。今日まで続く「ウルトラマンシリーズ」の原点と言える作品だ。また、「これから30分、あなたの目はあなたの肉体を離れ、この不思議な空間に入っていくのです…」という石坂浩二の印象的なナレーションもドラマを彩った。 今回の番組コンセプトは「47年目のセカンドシーズン」。オリジナルでは小型飛行機パイロットの万城目淳(佐原健二)、その助手・戸川一平(西條康彦)、カメラマンの江戸川由利子(桜井浩子)が主人公となり、様々な怪事件に遭遇していったが、半世紀近くを経て舞台となる世界、主人公の職業、年齢、キャラクターは変わるものの、オリジナル同様の基本概念でドラマは構築されていく。 映画「逆噴射家族」(84年)の石井岳龍監督、「SRサイタマノラッパー」シリーズの入江悠監督に加え、中井康友、田口清隆両氏など日本映画界、特撮界の奇才がメガホンを執り、独自の世界観を踏襲しつつ、新たな伝説を築いていく。主人公3人のキャスティングについては今後、詰めていく。 ◆HDリマスター版 WOWOWは今夏に「ウルトラマン」、今秋には「ウルトラセブン」のハイビジョンリマスター版放送も行う。「ネオ・ウルトラQ」制作と合わせ、「円谷プロ×WOWOW ウルトラ三大プロジェクト」と題する一大プロジェクトとなる。 「ウルトラマン」「―セブン」共にハイビジョンリマスター版は世界初登場。「ウルトラマン」は7月24日、午後6時55分から第1話「ウルトラ作戦第一号」が先行無料放送される。その後は8月11〜18日に集中放送する(WOWOW契約者のみ視聴可能)。「―セブン」の放送日は今後決まる。8年前にテレビ東京で『ウルトラQ dark fantasy』という続編が作られていたのに、企画料の未払いで裁判沙汰になったから円谷プロとしては無かったことになってるんでしょうか?(観ていると眠たくなる映画『ウルトラQザ・ムービー星の伝説』もありましたが。)それはともかく、企画としての意気込みが伝わってきましたし、監督陣も個性派揃いですし、(まあ、一番重要なのは脚本と映像なんですが。)WOWOW制作のドラマは地上波みたいに芸能事務所とかスポンサーとかに媚びなくていいから、役者陣も演技派を揃えたシッカリとした鑑賞に堪えるドラマを多く生み出しているので、今から楽しみではあります。そもそもコント番組『ウルトラゾーン』も、最初の企画案ではドラマのみでQの復活をやりたかったそうですが、今の時代それだけじゃウルトラマニアと特撮オタクぐらいしか観ないから、大きな話題にもならないだろうという理由で、怪獣によるシュールなコントを取り入れて一般層にもウケてヒットしたんですよね。『ゾーンチャンネル』に登場したケムール人・ラゴン・M1号はWOWOWの新作にも登場するんでしょうか?それからハイビジョンリマスター版になって世界初公開されるマンとセブンの放送も楽しみです。2年前のPerfume東京ドームライブでWOWOWに加入したのですが、そのまま加入し続けておいてよかった(笑)◆【こども流行事情】もじバケる バンダイ(産経新聞 6月13日)「犬」や「猫」など主に動物を表す一文字の漢字を組み替え、立体的な動物に変形させることができる玩具入り菓子「超変換!! もじバケる」。バンダイ(東京都台東区)が平成22年5月に発売したところ、遊びながら漢字を覚えられる知育要素などが人気を呼び、小学生男児を中心に今年4月末までに650万個を売り上げた。いわゆる「ガムのおまけ」だが、侮ることなかれ。デザイン性が評価され、米・ニューヨーク近代美術館(MoMA)の永久収蔵品として認定された。バンダイはこれを記念し、東京・表参道の「MoMAデザイン・ストア」で「もじバケる」展を21日から7月11日まで開催。これまでの商品を展示・販売する(一部種類は展示のみ)。 〈メモ〉各105円。漢字は30種類各4色で、レアカラーがあるものも。超変換!もじバケる 公式サイト実際に商品を買ったことはないのですが、例えば、鰐(ワニ)という漢字が動物のワニに変形するという商品で、CMで見た時に、難しい漢字も遊びながら覚えられるし、漢字が変形するという発想力は凄いと感心した覚えがありますが、そのデザインと発想力が評価されて、ニューヨーク近代美術館(MoMA)の永久収蔵品として認定されたのは凄いですよね。バンダイは、仮面ライダーシリーズでも、CDやジュース缶やデジカメやケータイやハンバーガーが変形して動物型のロボットになるアイテムを登場させ、グッドデザイン賞を受賞したこともありますが、日本人って変形合体ロボにしても昔から変形させるデザインを作るのが上手いのは、やっぱり日本独自の文化である折り紙が関係しているのかもしれません。