『痛いテレビ』2012年6月16日原発反対派が野田の遺影を掲げる原発再稼働反対デモ、閣僚遺影で「お葬式ごっこ」に非難轟々Togetterhttps://twitter.com/ryoko174/status/213595635146952705スポーツの大会や抗議活動で相手の遺影を作っちゃうのはお隣の国の韓国人がいつもやってるけど、この発想センスは日本人じゃないのかも。ところで、去年の今頃は全国の反原発デモに数千〜数万人規模が集まっていたけど、1年経って土日のデモでも数百人しか集まらない規模に縮小しちゃったのは、脱原発で一番目立っている人達が中核派とか革マル派だとか九条教だとか環境テロリストだとか普通の思考と違う薄気味悪さに、ごく一般的な広く浅く脱原発を考えている人達が気づいて、ああいう人達にお近づきになりたくないと離れていったからなんでしょうね。その結果、あの手の運動はますます精鋭化しちゃうというジレンマ。◆3党修正協議が合意 民主、週明け了承手続き(共同通信 6月15日)民主、自民、公明3党の実務者は15日夜、消費税増税を柱とする社会保障と税の一体改革関連法案の修正で合意した。これにより野田佳彦首相が政治生命を懸ける消費税増税へ前進した。首相は21日の国会会期末までの衆院採決・可決を目指し、20日にも自民党の谷垣禎一総裁と党首会談し、協力を要請する構えだ。会期延長も検討する。一方、民主党内では小沢一郎元代表らが増税への反発を強めており、党分裂の恐れもはらんでいる。 自民党は法案成立に協力する見返りに早期の衆院解散・総選挙を求めてきた経緯があり、首相が応じるかが焦点だ。消費税について 自民の石原伸晃氏は会見でこう述べています。 1.経済状態が良好である。 2.国民会議で社会保障の全体像を示されている。 3.減災・防災の成長分野にしっかりと投資が行われている。 上記を前提に増税の可否を時の政権が判断する。 14年に自動的に8%に引き上げることはない。 実に曖昧な表現で数値が明確じゃないので、後で時の政権のさじ加減ひとつでなんとでも言えるといえばそうなんですが、ここを意図的に報道しないで増税が決定したようにミスリードするマスメディアは如何なものかと思うわけです。それに、実務者間で合意はしたけれど、これから各党に持ち帰って党内協議が始まるわけですから、自民党でも増税反対派がいるので総務会は通らないかもしれませんし、民主党側は自民と公明の突きつけた要求に妥協したわけですが、この要求を全部飲まなきゃ合意は出来ないけれど、民主議員の増税反対派にすれば、そんなものを「わかりました」と簡単に飲めるわけがありません。 そもそも、党が了承してないこと党として議論し取りまとまっていない増税案を他党と合意したことの反発に加えて、民主党は党内の意志決定に関する手順が規定されてないこともあって、 野田首相が「党首判断」で強引に進めようとすると、さらに内輪揉めが激化するのが目に見えているので、増税へ一歩前進さえ至っていないような気がするのですが。しかも自民は野田首相へ不信任案を出すと公言しており、民主党の反対派、中間派が生き残るためには、G20で野田首相が不在中に自民と示し合わせて不信任案に乗るのが手っ取り早く、また、民主党は増税しないことを国民と約束し政権与党になったわけですから、自民党の谷垣氏は増税法案が成立したら国民に信を問うためにも解散を求めているので、 けっきょくのところ、なんとしても消費税を上げることしか頭にない野田首相は、民主に有利な条件を出せずに自公に妥協しまくったことで民主党内の反発を強めただけですし、自民党には不信任案か解散のカードを与えてしまい、不信任案になるか解散するかのどちらかに追い込まれているんじゃないでしょうか。