AKB総選挙狂想曲のなんとも異様な舞台裏(日刊ゲンダイ 6月6日)スポーツ新聞や雑誌では事前の順位予想が花盛り。AKBバッシングなど批判的論調は皆無で、芸能界、 テレビ局、マスコミが一丸となってAKBという“お神輿”を「わっしょい、わっしょい」と担いでいる印象だ。 実はAKBを盛り上げるのは芸能界全体の総意のようなものだという。 「景気が冷え込んで、AKBの他に芸能界では『嵐』もの以外、ヒットしている企画がないためです。全体を仕切っているのは電通。セブン―イレブンやグーグルなど大企業がスポンサードしていて、巨額の“AKBマネー”が芸能プロ、テレビ局、マスコミに流れて潤している構造です。すでによく知られていますが、AKBは大小さまざまな芸能プロに所属するアイドルの集合体。モー娘のブームの時のように、特定の事務所だけが儲かるという構図ではない。“お神輿”を担いでいればどこもそれなりの“御利益”にもあずかれるシステムなのです」 (広告代理店関係者) 普段はライバルのはずの民放同士や新聞各社が一緒になってお祭り騒ぎを繰り広げ、よそがやっていることにチャチャを入れたりもしない。なんとも異様な状況になっているのだ。タレント事務所以外にもこちらのブログを読んで、『活字中毒R。』2012年02月21日AKB48が「新たな芸能タブー」になった理由出版社や新聞社からもゴシップ記事が出ないように、あえて積極的に雑誌や新聞に専用のコーナーを作らせてたり、写真集を発行させてあげたりで儲けさせてあげるという“お神輿”を担いでいればどこもそれなりの“御利益”にもあずかれるシステム云わば「持ちつ持たれつな関係」を電通と共に作り上げた秋元康の戦略は天才的だなと恐れ入るわけですが、昨日の夜9時や今日の朝のNHKニュースまで選挙結果を報道していましたが、NHKに限らずどこのメディアでも紹介する時に「国民的アイドル」とわざわざ冠をつけて、日本国民全員がAKB好きみたいな扱われ方には違和感を感じます。国民的アイドルなら、昨日の選挙番組も紅白歌合戦かサッカー日本代表並みに平均視聴率30%は取ってなきゃ。「僕が支えなきゃ」貯金53万円で2700票(朝日新聞 6月7日)応援の形も様々で、多くの若者たちがひきつけられている。 「何とか押し上げたい」。三重県から武道館に来た会社員北沢尚さん(22)は、5月の中間開票速報で65位以下の「圏外」だった松井咲子さんを応援した。 昨冬、握手会を訪れた。松井さんに「いっぱい票を入れるよ」と伝えると、笑顔で「破産しないでね」と返された。「会いに行けるアイドル」を掲げるAKBにひきこまれている。関連『痛いニュース(ノ∀`) 』 2012年6月5日AKB総選挙 一人で1770票入れるファン登場> 昨冬、握手会を訪れた。松井さんに「いっぱい票を入れるよ」と伝えると、>笑顔で「破産しないでね」と返された。週刊AKB新聞を発行する朝日新聞だけに、しれっと書いてるんだけど、大量買いが普通のことのように伝えているメディアも秋元康に洗脳されてるようなもんです。「破産しないでね」は、破産しないように気をつけながら私に貢げってことにも聞こえちゃいますが、サラ金会社はCMキャラクターにAKBを起用するべきだと思います。「あなたの力があと一歩あれば私も上位に入れたのに」をキャッチコピーにして、16位ぐらいから下の順位になった女の子が涙を流しているCMです。これを見ればファンは燃え上がってサラ金会社の利用者は増え、さらにCDの売り上げが上がること間違いなしで、双方にとって損の無い美味しい話ではないでしょうか。どこかのサラ金会社さんやりませんか?まあ、冗談はともかくとして、ファンの人達、今は情熱を傾けて楽しんだろうけど、貯金を切り崩して貢いでいるファン以外にも、きっと借金までしてCDがオマケの投票券を大量に買っているファンもいるだろうし、10年・20年後ぐらいに生活苦に陥って、この時の楽しかったことを思い出しながら、自殺するファンが出てこないことを願わずにおられません。