民間人防衛相に疑問=民主・一川氏(時事通信 6月4日)民主党の一川保夫参院幹事長は4日、野田佳彦首相が防衛相に森本敏拓殖大大学院教授を起用したことについて、「シビリアンコントロール(文民統制)からすると、政治家が有権者の声を受けて国防政策に責任を持ってタッチする方が良い。あれでいいのかという感じはする」と疑問を呈した。国会内で記者団に語った。 一川氏は「政治家は国民の声を聞き、考え方を話す中で意見が整理されるが、ああいう方(学者)の場合は(その機会が)少ないのではないか」とも語った。森本氏も自分が起用されることで、文民統制が云々という批判が巻き起こることは重々承知の上で引き受けたんでしょうけど、「自分は素人、素人がやるのが本当の文民統制」という訳のわからないことを言った一川氏だけには批判されたくないと思います。あと、この人からも批判されたくないかも。鳩山氏、森本防衛相人事に疑問 「選挙の洗礼なくていいのか」(産経新聞 6月5日)民主党の鳩山由紀夫元首相は5日、自らが主宰する議員グループ会合で、民間人の森本敏氏の防衛相起用について「ミサイル発射のスイッチを入れる権限を有する人が選挙の洗礼を経ないでいいのか。国民の批判を受けるのではないかと心配している」と疑問を呈した。野田首相が森本氏に防衛大臣の就任を頼んだら最初は断られたそうです。そこで「民主党の中にはもう防衛大臣を出来る人材いないんです!」と食い下がってようやく引き受けてもらったそうなので、選挙の洗礼を受けた議員でも民間人より無能なんだから仕方ないよね。それから、鳩山の理屈で言うなら、比例で選ばれた議員が閣僚や大臣をやるのもどうなんでしょうかね。党がその人を名簿に入れただけで国民がその人を選んだ訳じゃないから。鳩山由紀夫でも総理大臣が出来ちゃうぐらいなんだし、民主党の場合は、選挙の洗礼を受けて、現職法務大臣が落選して民間人になっても、恥ずかしげもなく大臣を続けていた人も居たぐらいだし、それに、自衛隊の最高指揮監督権は内閣総理大臣にあって、防衛大臣にミサイル発射のスイッチを入れる権限なんてのは無いから、民間人が防衛大臣をやっても問題ないでしょう。