ROCKIN'ON JAPAN 編集部日記PerfumeのJPNツアー、すごい!久しぶりのツアーということもあって、今のPerfumeの最強ぶりを総合力で見せ付けた圧巻のライブ。曲も演出もMCもてんこもり。どこを切ってもPerfumeの魅力が全開だった。のっちもかしゆかもあ〜ちゃんも絶好調。観客が何人だろうが自分たちが誰よりも楽しもうという姿勢が、観客みんなに伝播する。それを今日も感じて、あ〜ちゃんはうれし涙を流していた。小池清彦の「チャートは電波に乗って」Perfume@さいたまスーパーアリーナ2days2日目に行ってきましたオーディエンスに直に接することの出来るライブが何よりも好きな3人。3年ぶりのツアーに喜んでいたのは、誰よりも他ならぬ3人自身で、ここぞとばかりに繰り出される新機軸と愛情の波状攻撃に、オーディエンスはただただ圧倒される濃密なライブ。当人達は「Sの入ったメニュー」と笑っていたが、常に予想を超えたアイデアを繰り出し、その反応からまた次なる機軸と目標を見いだそうとする好循環ぶりがまた大きなスケール感で回りだしたことを宣言するツアー。一層精悍な印象を増したダンスから、芸能人運動会のような失笑企画まで最早とどまることを知らない縦横無尽ぶりに心地よく打ちのめされる3時間。兵庫慎司の「ロック走馬灯」Perfume@さいたまスーパーアリーナを観ました音楽と、ダンスと、ステージセットとか、照明とか、構成全体とか、あとトークとかを含めた、総合エンタテイメント・アート。そういうものとして、Perfumeのライヴはすばらしい、というのは、ツアーのたびに思うけど、毎回必ず新しいアイデアや新しいネタや新しい思想が入っているのが、さらにすばらしい。人を楽しませるということにおいて、ライヴ全体が、「客をなめない、客に甘えない、客に頼らない」というストイックさに貫かれている。 その上で、「客の期待の上をいかなければならない」 という使命感に満ちている。志、高いなあ。と、今回もつくづく思いました。兵庫慎司の「ロック走馬灯」前回の続き・Perfumeの話あれほどまでに、豪華で、凝ってて、細部までが緻密かつシビアに考え抜かれている演出が、ワンマンの時は、3人の味方をしてくれているわけだけど、それ、当然ながら、フェスやイベントに出演する時は、なくなるわけです。照明も、ステージセットも、それ以外も、Perfumeのために用意されたわけではない、他の出演者と同じものを、使い回すしかない。しかも、それがROCK IN JAPAN FES.だったりすると、野外で昼間なわけで、照明効かないし、しかも、持ち時間の関係もあって、衣裳替えとかも、それ以外もいろいろ、ワンマンの時のようにはいかない。つまり、それこそ、下北沢でやってるロック・バンドのライヴと同じように、むきだしで、そのまんまで、自分たちの身体性だけを頼りに、やるしかない。そういう環境でPerfumeを観ると、どうなるでしょうか。「ああ、やっぱ、照明とかセットとかないとつらいなあ」ってなるでしょうか。ならないのだ。全然関係ないのだ。音楽とダンスだけで、充分なのだ。っていうのが、すげえなあと。長年、自分たちの力だけでなんとかしてきた人たちはすごいというか、くぐってきた修羅場の数が違うというか、腹のすわり方が段違いというか、そういう強靭なものを、とても感じる。逆に言うと、「演出とかセットとか、ないならないでかまわない」人たちが、あの、アリーナ仕様のすっごい演出をまとうと、マジで、手がつけられないほど最強になる、という話です。山崎洋一郎の「日々ロック通信」Perfume、さいたまスーパーアリーナ公演を観たやっぱり生で観るPerfumeは輝いている。言うまでもなくパフォーマンスと演出は半端ないし、ファンに気持ちを伝えるのも上手いし、MCもジョジョから凛として時雨まで絶妙の天然ボキャブラリーが冴えまくっている。その上アンコールであーちゃんは号泣するのだから、お客さんが持って帰るものはてんこ盛りである。2011年にいろんな思いでJPNを作った彼女達の、その思いが随所から感じられた。一昨日、昨日と埼玉のスーパーアリーナでPerfumeライブが開演されましたが、Twitterなどで参戦した方々の楽しい気持ちの赴くままに書かれた感想を見ていると、2daysともにライブでPerfumeのキラキラな心の粒子を浴びて思う存分カタルシスを解放したようで、良いPerfumeの輪がまた一つ広がっているな〜と嬉しくなります。他の好きなアーティストだと、どこかでライブが行われていても、人の感想などわざわざ読みに行くこともないのですが、Perfumeだけは気になってしまい検索して、楽しんだ人の溢れる想いを読んで、こちらも楽しくなってしまうのと、ああ、この場所に自分も居たかったなぁという複雑な感情が芽生えます。こんな感情は、Perfume以外では経験したことがありません。そして、Perfumeライブに参戦した人は、必ずもう一回観たいって気持ちになってしまうんですよね。何度観てもアドレナリン全開で興奮できるPerfumeライブは、メッシなどスター選手の神技的なプレーに魅了されたり、なかなかゴールが決まらずストレスが溜まっていたところで、ようやく1点がっ入った時にカタルシスが解放できるサッカーの興奮に似ていると思います。追加公演が発表されましたね。Perfumeツアー追加公演は武道館4DAYS&初沖縄ワンマン(ナタリー 1月28日)現在開催中のPerfumeのアリーナツアー「キリンチューハイ 氷結 Presents Perfume 3rd Tour『JPN』」に、追加公演が決定した。これは本日1月28日、埼玉・さいたまスーパーアリーナで行われたライブの終演後にスクリーンで発表されたもの。5月8日・9日・11日・12日の計4日間にわたる東京・日本武道館公演に加え、ツアーファイナルとして5月26日の沖縄・宜野湾海浜公園屋外劇場公演が追加された。 なおPerfumeが沖縄でワンマンライブを行うのは今回が初めてとなる。なおチケット発売情報などは後日発表。一般発売に先駆けて、ファンクラブ会員を対象とした先行予約が行われる。キリンチューハイ 氷結 Presents Perfume 3rd Tour「JPN」追加公演2012年5月8日(火)東京都 日本武道館OPEN 17:30 / START 18:302012年5月9日(水)東京都 日本武道館OPEN 17:30 / START 18:302012年5月11日(金)東京都 日本武道館OPEN 17:30 / START 18:302012年5月12日(土)東京都 日本武道館OPEN 16:30 / START 17:302012年5月26日(土)沖縄県 宜野湾海浜公園屋外劇場OPEN 16:30 / START 17:30追加公演は確実にあると睨んでいましたが、武道館4daysとは凄いですね。東京ドームの5万人も埼玉スーパーアリーナ(スタジアムモード)の2万5千人の2daysも一般販売が1分も経たずに完売したことを考えれば、武道館4daysも今の売れかけなPerfumeなら無謀なことじゃないですよね。沖縄のワンマンライブは、ぜひ遠征出来ない沖縄の学生さんのファンや台湾に多くいるファンにも来日してもらって観てほしいですね。