女性を誹謗する発言…田中・沖縄防衛局長(読売新聞 11月29日)沖縄防衛局の田中聡局長(50)は28日夜、沖縄県の米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設に向けた環境影響評価書の県への提出時期を一川防衛相が明言していないことについて、女性を乱暴することに例え、「犯す前に『やらせろ』とは言わない」と発言した。 ただ、「許可なしにやれば犯罪となる」とも語り、提出時期は沖縄の理解を得ながら判断する必要があるとの考えを示したものだが、女性の人権を侵害するとも受けとれる発言に、沖縄から反発の声が強まりそうだ。 那覇市内で開かれた報道陣との非公式の懇親会で語った。政府は評価書を年内に提出する方針だが、一川防衛相が12日、沖縄県知事と会談後、記者団に対し、「無理に提出するものではない。沖縄の理解の下で進める」と時期を明らかにしなかった点について説明した。 田中局長は29日の読売新聞の取材に対し、「女性を侮蔑するような考えはない。現段階では、懇親会の内容についてコメントできない」と語った。 懇親会には、読売新聞を含め記者約10人が出席。報道を前提としない非公式の発言だった。 田中局長は1984年、旧防衛施設庁入庁。那覇防衛施設局施設企画課長、大臣官房広報課長、地方協力企画課長などを経て、今年8月15日付で現職に就いた。「犯す前に言うか」田中防衛局長 辺野古評価書提出めぐり(琉球新報 11月29日)沖縄防衛局の田中聡局長は28日夜、報道陣との非公式の懇談会の席で、米軍普天間飛行場代替施設建設の環境影響評価(アセスメント)の「評価書」の年内提出について、一川保夫防衛相が「年内に提出できる準備をしている」との表現にとどめ、年内提出実施の明言を避けていることはなぜか、と問われたことに対し「これから犯しますよと言いますか」と述べ、年内提出の方針はあるものの、沖縄側の感情に配慮しているとの考えを示した。県などが普天間飛行場の「県外移設」を強く求め、県議会で評価書提出断念を求める決議が全会一致で可決された中、県民、女性をさげすみ、人権感覚を欠いた防衛局長の問題発言に反発の声が上がりそうだ。 田中局長は那覇市の居酒屋で、防衛局が呼び掛けた報道陣との懇談会を開いた。報道陣は県内外の約10社が参加した。 評価書の提出時期について、一川氏の発言が明確でないことについて質問が出たとき、「これから犯す前に犯しますよと言いますか」と発言した。 懇談会終了後、沖縄防衛局は、琉球新報の取材に対し「発言の有無は否定せざるを得ない」と述べた。 沖縄の米軍基地問題に関連し、女性をさげすむ発言は過去にも問題となった。 1995年9月に起きた少女乱暴事件後の同年11月、リチャード・マッキー米太平洋軍司令官(海軍大将)が同事件をめぐり、「全くばかげている。私が何度も言っているように、彼らは車を借りる金で女が買えた」と発言し、更迭された。 田中局長は1961年生まれ。大阪大学法学部卒。84年旧防衛施設庁入庁。那覇防衛施設局施設部施設企画課長、大臣官房広報課長、地方協力局企画課長などを経て8月15日に、沖縄防衛局長に就いた。 田中局長は非公式の懇談の席で発言したが、琉球新報社は発言内容を報じる公共性、公益性があると判断した。たとえ普通のサラリーマンでも、 飲み屋でこんな話をしたら、「こいつレイプ願望でもあるのか?」って人間性疑われて、場合によってはメールで社内の同僚に広まるようなレベルの発言です。素人防衛大臣の一川氏のフォローにすらなっていませんし、この程度の喩え話しかできないアホさ加減にも驚きますが、報道を前提としない非公式の発言だったからと言って、何を言っても良いというわけではなく、公式でも非公式でも公僕たる以上、許される範囲の発言権を著しく逸脱していると、その場に居た複数の記者の1人でも思えば書かれてしまうのは、オフレコで語ったアホな発言で辞任した鉢呂氏の件もあるのに、ホント懲りない面々ですよ。一川防衛相が田中氏を更迭(産経新聞 11月29日)しかし、失言したのが職員だと「駄目だ」とか「けしからん」とか騒いで、更迭するのが早いくせに、 同じレベルもしくはもっと酷い暴言や失言を閣僚や民主党議員がしたら、 「特に問題はない」とか「報道するマスコミが悪い」と言い放つ民主党の議員らにも辟易しますね。この局長を処分すれば一川氏の監督責任も当然追及されますし、あれだけ暴言を繰り返している自分が一官僚を問題発言で処分できる立場かよって話です。