菅前首相、政権は4年単位で評価を(産経新聞 11月21日)「政権というのは4年の単位でみてもらいたい」 民主党の菅直人前首相は21日夜、都内で開かれた民主党国会議員のパーティーであいさつし、政権の成果を衆院の任期で評価してほしいと述べた。 菅氏は続けて「私を含む最初の2年は問題提起をして方向性は出せた。それが一つひとつ動いている」とも述べた。 菅政権は、最後は与党内からも「居座り」という批判を浴びて短命に終わった。野田佳彦首相が環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)や社会保障と税の一体改革の課題に取り組んでいるのは菅政権の成果だと暗に訴えることで、汚名を返上したいとの思いがあったとみられる。>私を含む最初の2年は問題提起をして方向性は出せた。新たな問題を増やしただけだろ。民主党の議員は揃いも揃って「歴史が評価する」だとか、「四年で物事を見て欲しい」だとか言ってるけど、そういう言葉は、確かに成果を挙げない人間ほどよく言うし、必ず儲かる、今は我慢の時という詐欺師の常套句と同じで便利な言葉ですよね。 ◆首相、仕分け議論を視察 提言の実現に意欲(日テレNEWS 11月22日)野田首相は議論を視察し、提言の実現に意欲を示した。 野田首相「外部の目、公開性、そういう中で議論するということは大事だということをあらためて実感しました。(Q仕分けには法的拘束力がないが?)最大の拘束力は国民の皆さまが見ていること。最大の拘束力ではないでしょうか。国民の皆さんの前で議論したこと、出てきた方向性は、政府がしっかり受けとめて、特に予算編成に反映していくことは、あらためて私は各閣僚には指示したい」>最大の拘束力は国民の皆さまが見ていること。過去の事業仕分けは国民も注目し、 次々に廃止・凍結もしくは予算削減の結果が出されました。しかし、法的な拘束力がないので蓋を開ければ、予算はそのままか廃止の物は名前を変えて復活もしくは分散で数が増え仕分け前より予算増という、けっきょく、時間と予算をかけた事業仕分けは支持率欲しさの詐欺パフォーマンスだったわけです。だいたい、朝霧の公務員宿舎建設も事業仕分けで凍結が決定されていましたが、野田首相が菅内閣の財務大臣時代に建設を許可する支持をコッソリ出し、首相になった今また建設中止を命令するという、決断力のある所を見せようと姑息なパフォーマンスをしています。<国家公務員宿舎>朝霞住宅建設中止で最終調整 政府(毎日新聞 11月23日)このようなことばかりなので、以前のように仕分けに期待をしている国民なんてほとんど居ないのではないでしょうか。