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2011年11月08日(火) 『音楽と人』12月号 Perfumeインタビューを読んでの雑感



表紙と24頁にもおよぶPerfume特集だったので『音楽と人』12月号を読みました。

『音楽と人』のインタビューは、

楽しいより深いインタビューになるので、いつも買っています。

Perfumeの3人は、達観しているとうか、

いつも自分達の活動を客観的に捉えていて感心させられるのですが、

あ〜ちゃんのインタビューでは、

Perfumeを支えるスタッフが増えたことで、

「ポリリズム」で注目される以前の売れていない頃の

苦労時代を共に支えあって来たスタッフとのギャップに一抹の不安を抱いているようです。

このギャップというのは、これまでのPerfumeは常に自らを崖っぷちに追い込むかの如く、

変化を恐れず新しいことや傍から見て無謀だと言われるようなことに

挑戦しつづけてきたわけですが、

東京ドームライブを大成功に収め、

これからやるべきことはなんだろうという次のステップに、

冒険よりも安定を求めるスタッフが

新しく入って来た人ほど多いのかなぁという印象を私は受けました。

夢の一つだった東京ドームを達成したことで、

自分達のジャンルはアイドルでもないアーティストでもないテクノでもないロックでもない、

「wonder2」に “ほかとは何か違う不思議な存在なんだよ”という歌詞がありますが、

もはや既存のジャンルに囚われない唯一無二のPerfumeというジャンルを確立し、

それに確たる自信を持てるようになった。

日本でやるべきことをやりつくしたわけではないのですが、

3人は安定した状態に留まっていると腐ってくるという気持ちがあり、

先に述べた、以前から支えるスタッフと新しく入ってきたスタッフとで、

恵まれない時代の苦労を再確認し共有するために、

思いがけないワクワクが欲しいハラハラする好奇心のスパイスで新しい扉を開いて、

あえて、まだ知らない人が多い海外への挑戦を次の目標に掲げ動き出しているようです。

だからこそ、次のアルバムに向けて動き始めた時に、

収録曲とか何も決まっていない状況の中で、

タイトルだけが先に生まれ、それが『JPN』になったり、

次に挑戦するのは海外だと漠然とした考えから本気で意識するきっかけを与えたであろう

世界中で公開されたディズニー映画『カーズ2』の挿入歌に「ポリリズム」が使われたのは、

もはや偶然ではなく、必然だったのではないでしょうか。

一ファンの私としては、どんどん面白いことに挑戦していってほしいので、

あとで失敗だったと言われかねない無謀なことであっても、

挑戦には失敗は無く自分の成長が得られるものですから、

海外挑戦は大賛成です。

日本での売れなかった時代に、

インストライブの口コミでファンの数を増やしていったように、

海外でもゲリラ的にライブをして、

Perfumeのことを知らない外国の人がどれぐらい足を止めて観てくれるか、

それぐらいの大胆なことをしてもいいかもしれません。

むしろ、それぐらいのことに挑戦してこそのPerfumeじゃないでしょうか。

マヤ暦では2012年を1つの進化の時代が終わり次の黄金時代が幕開けとされているように、

3人の強い絆と自分達にしか出来ないパフォーマンスによって、

不遇の時代から一つ一つの目標を乗り越え、

多くの人々に感動と喜びと幸せをもたらし、

東京ドームライブで1つの進化の完成を遂げたPerfumeにとって、

「GAME」や「edge」のようなバッキバキな曲を外し、






のっち曰く「キュートな楽曲の数々なんだけど、よく聴けば斬新」と新たな面を見せている

『JPN』はPerfumeの次の黄金時代の幕開けになる予感がしています。












名塚元哉 |←ホームページ