退院してしばらくは大人しくしてりゃいいものを昨日はビルボードライブ大阪に大好きなヴォーカリストも鈴木重子さんのライブを聴きに行ってきました。今回はサンバやボサノヴァの源流ともいえるブラジルの音楽ショーロに魅了されたギタリストの笹子重治さんとヴァイオリニスト江藤有希さんとクラリネット奏者の黒川紗恵子さんの三人が結集したユニット「コーコーヤ」とのコラボレーション。ヒーリングボイスの重子さんとエネルギッシュな演奏のコーコーヤとの共演という面白い組み合わせに期待していたので、ライブの日までに退院できてよかったです。ライブはゆったりした、そしてたまにスリリングな時間が流れ、このライブをそのまま音源化して、鉄道で旅行する時に聴きながら車窓から流れる景色を眺めていたらさぞかし美しいだろうなと、そんな感想を抱きましたし、あと、前日まで入院生活をしていたので、ライブ中はフワフワとして不思議な気分もありました。終演後はいつものように楽屋へ招いてくださいました。この夏に入院していたことと、そして10月に入院し昨日退院したばかりと話したら、とても驚かれました。そりゃ当り前ですよね(笑)7月の入院の時は数日間集中治療室に居たわけですが、その時に、重子さんの歌声に不安な気持ちが和らいで助けられましたということを話したりしました。特に何度も聴いていた「Bridges」を今回のライブで偶然にも歌ってくださったので、ものすごく感激しました。10年前にNHKの『トップランナー』で知った鈴木重子さん。それからコンサートやライブに通いはじめてから10年が経ちました。その度ごとにこうやって楽屋でお話をさせていただいていて、10年前から本当に変わらない慈愛に満ちた素敵な人だなと思います。今回は体力的にしんどかったですし、もしかして鼻血が出るなんて不安もつきまとっていましたが、精神的にリフレッシュできたので強行して行って良かったです。