石川被告ら元秘書3被告に有罪判決(産経新聞 9月26日)小沢一郎民主党元代表の資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐり、政治資金規正法違反罪に問われた衆院議員、石川知裕被告(38)ら元秘書3人の判決公判が26日、東京地裁で開かれ、石川被告と大久保隆規(50)、池田光智被告(34)の3人に有罪判決が言い渡された。 判決によると、大久保被告に禁固3年、執行猶予5年、石川被告に禁固2年、執行猶予3年、池田被告に禁固1年、執行猶予3年を言い渡した。大久保被告は「天の声を発出する役割」(産経新聞 9月26日)水谷建設からの1億円裏献金「信用できる」(産経新聞 9月26日)虚偽記入の動機は「4億円隠蔽」(産経新聞 9月26日)この事件で訴追された事案は以下の通り。 2004年10月、陸山会の小沢一郎から4億円の借入金を不記載 2004年10月、陸山会の小沢一郎政策研究会から1億4500万円の寄付を不記載 2004年10月、陸山会の土地取得経費3億5200万円を不記載 2005年1月、陸山会の小沢一郎東京後援会などから3億円の寄付を架空記載 2005年1月、陸山会の土地購入代金など3億5200万円を架空記載 2007年、陸山会の民主党岩手県第4区総支部などから1億5000万円の寄付を不記載 2007年、陸山会の民主党岩手県第4区総支部などから7000万円の寄付を架空記載 2007年5月頃、陸山会の小沢一郎から4億円の借入金の返済を不記載検事の圧力にあって供述したような調書が不採用となったので、これが裁判にどう影響を与えるのかと注目していましたが、被告の3人とも有罪が確定。 被告の弁護側の主張が認められて調書不採用にしての裁判で出た有罪判決なので、変な証拠に基づいての判決じゃないだけに、控訴し高裁、最高裁に行っても、アリバイを証明するか「小沢の道具だった」ことを主張・立証しないと、3人を無罪にするのは困難で、一審判決が出た以上はこれがベースになるでしょうから、責め手がないんじゃないでしょうか3人の弁護側は。さて、この裁判の結果で今後の小沢の裁判にも、小沢にとっては悪い方に影響を与える結果となりましたが、鳩山が脱税するための偽装献金で自分が逃げるために、老人ホームで隠居生活している母親に全ての罪を被せたように、小沢も「秘書が勝手にやったことで私は知らなかった戦法」で行きたいところですが、ただ、この戦法も元秘書の3人が防波堤となって「私たちが勝手にやりました」と取り調べの段階から言っているのなら通用しますが、3人は小沢を庇うことなく無罪を主張しているので、小沢が私は知らないと逃げるのは難しいでしょう。小沢は増税阻止で頑張るとか言ってるけど、地裁とはいえ金庫番を含む元秘書3人に有罪が出てしまいましたし、法廷での証言の上、水谷建設からの裏金が証人付きで指摘されたので、 裏金でないという形で説明出来ないとアウトですから、自分の裁判のほうに全力を傾けなきゃならないので、「国民の生活より自分の生活が第一」の小沢は増税阻止どころじゃなくなりましたね。