閣僚人事:菅首相の会見要旨(毎日新聞 6月28日)菅首相の27日夜の会見要旨は次の通り。 <細野原発事故担当相の起用>事故発生時から担当し、原子力行政の問題点を身にしみて感じている立場。再発防止の青写真を作る責任者を務めてもらいたい、と任命した。 <一定のめど>6月2日に「一定のめどがついた段階で若い世代に責任を引き継ぐ」と言ったが、11年度第2次補正予算案、再生可能エネルギー固定価格買い取り法案、特例公債法案の成立が一定のめどと考えている。(成立しなければ続投するかどうかは)成立をもって一定のめどと考えると、まさにそのように考えている。 <再生エネルギー法案が成立しない場合、衆院解散を断行するか>なんとしても私の内閣の責任で成立させたいと考えている。 <自民党議員の政務官起用>復旧・復興に貢献したいとの思いを強く持ち、役割を担う判断をされたと伝わってきたので、一緒に復旧・復興に携わってもらいたいと位置付けた。従来、党派を超えて協力してほしいと申し上げており、政党間の問題でなく、国民や被災地の皆さんに何が最も必要かという観点に立てば多くの課題が前進できる。 <停止中の原発を維持するか、縮小・廃炉にしていくのか>先に結論を持って対応するのではなく、安全性の徹底的な検証からスタートすることが必要。長期的には化石燃料と原子力への依存度を下げ、自然エネルギーと省エネで替える方向性を取ることが必要だ。なんだか今年の流行語大賞は「一定のめど」になりそうな感じですが、昨夜の会見は代議士会の時と同じパターンでした。本人は一言も辞めると言っていません。「一定のめどを1つとして」と意味深なことも言っていたので、2次補正・特例公債法案・再生可能エネルギー法案の3つが成立すれば、また何かを言いだすのではないでしょうか。今日の両議員総会で菅首相は「国民の皆さんは、なぜこんなに菅直人は頑張るんだとお思いかもしれません。 政治家の業績は後世になって評価されるということもございます。 『残された2年間の中で』国民からの信頼を取り戻せると考えております! 2年の間で『私が』方向を付けることで、 次の国政選挙で国民の信任を得る事ができると確信しております!」と、「残り2年間は続ける」とさらりと言っていたように、菅首相は辞める気が全くありません。◆輿石氏「一本釣りが全ての障害」=参院民主から首相批判相次ぐ(時事通信 6月28日)菅直人首相が自民党の浜田和幸参院議員を総務政務官に起用したことをめぐり、28日の民主党参院常任役員会で批判が相次いだ。輿石東参院議員会長は「浜田氏の一本釣りが全ての障害になっていることは事実だ」と述べ、自民党が反発して法案審議が停滞していることに懸念を表明。人事に関わった北沢俊美防衛相や石井一選対委員長に対しても「一年生議員のように『知らなかった』では許されない」と述べた。民主党の羽田雄一郎参院国対委員長は「野党から『信頼を持てない』と言われ、協力関係が危うくなっている」と指摘。谷岡郁子氏も「ライバル会社の新入社員を部長にするような話。私たちはばかだとレッテルを貼られたようなものだ」と不満を示した。 これに関連し、平田健二参院幹事長は同日の記者会見で「野党から連れてくるのは常識的には考えられない」と首相の人事を強く批判。浜田氏が「綱領のない民主党にはくみしない」と発言したことについては、「ポストで釣られた無節操な人はお断りだ」と語った。>「ライバル会社の新入社員を部長にするような話。>私たちはばかだとレッテルを貼られたようなものだ」レッテルじゃなくて元からバカしか居ないじゃん。