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2011年04月18日(月) 歌手、音楽家、お笑いタレント、アイドル、スポーツ選手はどんどん被災地に行ってほしい

長渕熱唱!被災者&自衛隊員に生歌エール(サンスポ 4月17日)

歌手、長渕剛(54)が16日、東日本大震災で被害を受けた
宮城県石巻市を訪れ、歌で被災者にエールを送った。

 被災地のラジオ局10局で復興番組
「長渕剛RUN FOR TOMORROW〜明日へ向かって〜」をスタートさせるなど
積極的に支援活動を行っており、自衛隊と被災者を励ましたいと訪問を決意。
この日朝に都内を出発し、飛行機で現地入り。避難所である石巻高校などを慰問し、
大ヒット曲「とんぼ」「愛しているのに」をギターをかき鳴らして熱唱した。

 また自衛隊の活動拠点である同県東松島市の松島基地を激励に訪れ、「乾杯」など生歌を披露。
迷彩柄の制服を羽織って約1500人の隊員ともにガッツポーズ。
一人一人と握手し、「実際に歌わせて頂いて歌の力を感じた。
これからも継続的に支援を行いたい」と誓った。




阪神淡路大震災で被災し3週間ほど避難所生活をしましたが、

避難所にある一台のテレビは大切な情報源ですし、

周囲に遠慮して好きな番組を観れなかったりするので、

日が経つにつれ退屈になってきました。

半壊の自宅から取りだしたマンガ持って行ったことで退屈しのぎになりまして、

とくに私が持って行った島本和彦先生の『逆境ナイン』は大人気で、

被災=逆境そのものですから、大人も子供も読んだ皆が、

高校野球の地区予選決勝で全力学園が109点差から逆転勝ちしたりと、

降りかかる数々の逆境を跳ね除け甲子園で優勝したように、

この震災を乗り越えてみせると燃えてました。

こんな感じで、持ち出せるものがあれば気分がほぐれる効果を生みだしますが、

東北の場合は、津波によって何もかもが流されて、

マンガさえも無いということもあって、

避難所で1ヵ月以上も不自由な生活を余儀なくされている被災者のみなさんも、

それぞれに心に傷を負って余震の恐怖と先行きの見えない今後への不安や、

避難所生活では周りに気を使って大きな声を出せないなど相当なストレスを抱えているなかで、

本当に気分が休まったりほぐれることが少ない中で、

大きな声で長渕さんと一緒に歌ったことで、

久しぶりに気持ちがスッキリしたのではないでしょうか。

そして、大手メディアでは献身的な活動があまり報道されていませんが、

極限状態の中で行方不明者の捜索作業など過酷な任務に携わり、

少ない食事と狭いテントでの休憩で気が休まる時がなく

心身ともに疲労が蓄積している自衛隊への慰問も、

自衛隊員にとっては菅首相の心のこもっていない激励や感謝の言葉なんかよりも、

どれだけの励みとストレス発散と明日への活力になったことでしょうか。

1500人の自衛隊員の方が肩を組んでの「乾杯」の大合唱は感動的で、

観ているこちらも涙が止まりませんでした。

避難所や自衛隊を慰問した長渕さんの動画を見て、

やっぱり音楽というのは理屈じゃない、こういうもんだよなぁと心底思いました。

長渕さんに限らず、芸能人やスポーツ選手にウルトラマンなどが被災地へ物資を持って行ったり、

炊き出しなどで訪問して被災者の方を励ましています。

これらの行為を売名だという心ない人も居るけど、

歌手や音楽家やお笑いタレントやアイドルやスポーツ選手が被災地へ行けば、

被災者が一時でも不安を忘れて心穏やかになれたり笑顔になれたり、

そして、明日への活力や生きる希望と勇気になるのですから、

個人の寄付や芸能事務所による募金活動や、

募金を集めるチャリティーライブももちろん大切だけど、

有名人は名前が売れてるからこそ喜ばれるわけで、

自分の知名度を利用して、

みんな、娯楽のなくなっている被災地にどんどん行って、

先月、被災地を訪れたコロッケさんがラジカセとマイクだけでパフォーマンスをしたように、

長渕さんのようにギターだけ持っていったり、

演歌歌手ならカラオケさえあれば歌うことが出来ますし、

ヴァイオリニストならヴァイオリン持参で被災地を訪問できます。

こんな感じで、どんどん被災地入りして、

被災者や自衛隊員を楽しませたり癒したり勇気づけてほしいと思います。














名塚元哉 |←ホームページ