支援したいが…自民「野党に限界ある」民主「国会に来てもやることない」(スポニチ 3月20日)自民党議員は「野党に限界がある」と言いながらも、1年生議員も含めて支援物資配送の手配に東方西走したり、トラックに支援物資を詰め込んで福島県も含め被災地を回っている議員もいるというのに、やることがないなんて、被災者の状況を見ても考える脳がないんでしょうか。◆石原都知事、消防隊員への暴言に激怒 (1/2ページ)(サンスポ 3月22日)石原慎太郎東京都知事(78)が21日午後、首相官邸で菅直人首相(64)に会い、東京電力福島第1原子力発電所3号機への東京消防庁の放水作業をめぐり、政府内から消防隊員に「恫喝まがい」の発言があったと強く抗議した。石原氏の説明によると、消防隊員が放水準備作業中に、政府側から「速やかにやらないと処分する」との発言があったという。都関係者によると、発言したのは海江田万里経済産業相(62)で、首相は石原氏に謝罪した。首相官邸に怒鳴り込んだ。21日午後、石原都知事は菅首相に会談を求めた。理由は福島第1原発3号機で、英雄的な放水活動を展開した東京消防庁の隊員に「速やかにやらないと処分する」と脅した閣僚がいたからだ。 「現場の事情を無視して、(放水作業を)速やかにやれ、やらなければ処分すると…。みんな命がけで行い、許容以上の放射能を浴びた。担当大臣か何か知らないが、恐らく上から来るのだろう。そんなバカなことを言うのがいたら戦(いくさ)にならない。そんなことを絶対に言わさないでくれと言ったんだ」 会談後、石原氏は首相に厳重抗議したことを明らかにした。これに首相は「大変申し訳ない」と謝罪、「恫喝まがい」の発言があったことを認めた。21日夜、会見した枝野幸男官房長官(46)も「事実関係を調査し、善処する必要があれば対応する」と述べた。 また、都関係者は21日夜、問題の発言を行ったのは海江田経済産業相だったと述べた。「処分する」といった人間が「処分される」可能性が出て来た。 石原氏は記者団に「処分するという言葉が出て、隊員はみんなガク然とした。指揮官は、それが一番不本意だったと言っていた」と不快感を示した。石原氏は「処分」と発言した閣僚が誰かは触れなかった。言った人間よりも、その上にいる“言わせた人間”に怒っているのだろう。 また、同隊が使用した放水車の連続放水能力は4時間が限度だったが、政府側の指示で7時間連続で放水したため、石原氏は「完全に壊れた」と説明した。 一方、東京消防庁ハイパーレスキュー隊など帰京した隊員の活動報告会が21日午前、東京都内の消防学校で行われ、ここにも石原氏は出席。参加した115人の「勇士」を前に号泣、言葉を詰まらせながら感謝を述べた。 「みなさんの家族や奥さんにすまないと思う。ああ…もう、言葉にできません。本当にありがとうございました。生命を賭して頑張っていただいたおかげで、大惨事になる可能性が軽減された」 石原氏は、この報告会で「恫喝まがい」の発言を知り、すぐさま首相官邸に突撃したとみられる。活動報告会に参加した隊員の1人は、「あの強気の知事が涙をながして礼を言ってくれた。上から物を言うだけの官邸と違って、われわれのことを理解してくれている。だから現場に行けるんだ」と話した。海江田経産相「不快ならおわび」 消防庁へ「処分」発言(朝日新聞 3月22日)東京消防庁の福島第一原発への放水作業を巡り、海江田万里経済産業相が「速やかにやらなければ処分する」と隊員に発言したとされる問題について、海江田氏は22日午前の記者会見で、「私の発言で消防の方が不快な思いをされたとすれば、申し訳なく思っており、おわび申し上げる」と述べた。 海江田氏は「私が直接、現場と話したということではない。連絡員が入って(間接的に伝えられて)いる。事実の混同があり、いずれしっかりお話をさせていただく」とも述べ、発言について事実関係の詳細な説明は避けた。東京都副知事の猪瀬直樹氏のブログに、何があったのか細かく内容が書かれているので一部抜粋します。福島原発の放水活動で東京消防報告。今後の教訓にしたいこと。現場を知らない本部の人達から、東京消防庁が現場で判断した方針を変更するよう度々要求された。 放水は当初4時間の予定だった。その後状況を勘案し、必要に応じ再度放水することにしていた。 しかし、連続して7時間放水し続けるよう執拗に要求された。結果として、7時間放水することになったが、そのため2台ある放水塔車のうち1台がディーゼルエンジンの焼き付きにより使用不能となった。 東京消防庁にて海から放水車までの給水ホースの設置ルートを800メートルの最短距離で、設定していたが、遠回りにするように執拗に要求された。 「俺たちの指示に従えないのなら、お前らやめさせてやる」の発言もあった。富岡総括隊長は自分が悪いわけでもないのに隊員の家族にお詫びしたのをみると、上から何か言われたのだろうというのは察しがつきましたが、海江田氏の発言を連絡員が間に入ったことによって、別の形で伝えられ誤解を与えたのなら、言ってないと自身が明言すればいいのですが、謝罪に「私の発言で」とあるのが不思議で、また、謝罪といいながら「不快な思いをされたとすれば」なんて言葉が出てくるようでは、さらに不快の念を与えるだけです。完全に否定しないところをみると、発言の流れの中で勢いに任せて恫喝まがいのことを海江田氏が言ったんだろうと思いますが、だいたい、何の権限でどういう動機で処分するというのでしょうか。100回感謝されこそすれ、処分される言われはないでしょう。隊員の家族にお詫びした富岡隊長と恫喝した海江田氏。危機的な状況になればなるほど、その人間性の差が如実に表れますね。