ランダムに画像を表示










もくじ過去未来

2011年03月17日(木) 今の最大不幸は民主党が政権を担っていること

「最悪なら東日本つぶれる」=専門家自任、笹森氏に明かす―菅首相(時事通信 3月16日)

笹森氏によると、首相は「僕はものすごく原子力に詳しいんだ」と専門家を自任。
東電の対応について「そういうこと(最悪の事態)に対する危機感が非常に薄い」と批判し、
「この問題に詳しいので、余計に危機感を持って対応してほしいということで
(15日早朝に)東電に乗り込んだ」と続けた。




僕の支持を聞かない奴が悪いと、

最悪な結果になった時の責任逃れの免罪符で言ってるだけでしょ。


◆ 自民をはじめとする野党議員のTwitterや、

地震に関連した記事をまとめたブログや書き込みをコピペしているtumblrを見ていると、

例えば、米軍が被災地の患者の搬送をしたいと提案しているのに政府が要請を出さない、

災害援助が今よりもスムーズに進むような案を提案をしても協力を申し出ても、

民主党は聞く耳持たずで受け入れないなど、嘆きの声がたくさん紹介されています。

驚くことに民主党の岡田幹事長は

「政府の邪魔をしないでくれ」と野党に要請文を出したそうです。

自民・小池百合子総務会長 定例記者会見(2011.3.15)より9分10秒あたりから



海外メディアも日本政府の動きが遅すぎると批判的報道が目立ち始めました。

米紙がズバリ指摘 混乱の原因は「政治指導力の欠如」(スポニチ 3月17日)

ロナルド・モース氏は「現在の日本政府は明らかに指導力が欠如している。こういう事態で、その度合いは明確になる」と述べた。

河野太郎氏のTwitterには、このような書き込みもありました。

http://twitter.com/konotarogomame/statuses/47982530409934848

ガソリン続報。
青森港に海路運び、南下始めます。
被災地向けのタンクローリーは緊急車両の許可証がすぐ出るようになりました。
各県と経団連のホットラインを立ち上げ、
官邸を通さずに直接要望が産業界に入り、対応できるようになりました。


トラック協会も物資の運搬準備は整っているのですが、

政府の対応の悪さに出発できないでいるというものもありました。

政府無策の6日…緊急本部、具体案示せず(読売新聞 3月17日)

東日本巨大地震の被災地に十分な食料や生活用品が届いていないことについて、
政府の取り組みの不十分さを指摘する声が出ている。

 菅首相らは東京電力福島第一原子力発電所の事故への対応に忙殺され、
十分な手だてがとれていないのが実情だ。

 16日に開かれた政府の緊急災害対策本部で、
首相は「食べ物、水、燃料に関して各地から不足の声が上がっている。
全力を挙げてその原因を取り除く努力をしてもらっているが、一層の努力をお願いしたい」と述べた。
首相は12日の国民へのメッセージで、
「避難所に食事、水、毛布、暖房具を送り届ける態勢を進めている」としていた。
しかし、実際には発生から6日目の16日になっても、
物流が滞ったままであることを認めざるを得なかった形だ。

 被災者対策の司令塔である同本部は11日の発足以来、計11回の会合を開いた。
しかし、会合後の枝野官房長官の記者会見で、物流正常化に向けた具体策が発表されたことはない。

 枝野氏はそのほかにも何度も記者会見に臨んでいるが、
大半は原発事故の現状と政府の対応の説明に終始しているのが現状だ。
与党内でも「首相も枝野氏も原発の事故に集中し過ぎて、
被災者支援が手薄になっている」(民主党中堅議員)という声が出ている。

 今回の巨大地震で鉄道がストップし、港湾施設も被害を受けたが、
緊急輸送道路となる東北自動車道などは利用可能だ。
各地のトラック協会などが物資輸送に協力すると申し出ても、
政府が被災地から帰るための燃料の確保に策を講じようとしないため、断念するケースもあるという。
「優先的に燃料を補給する措置を取ることなどで、輸送を増やす手だてはまだある。
物資が足りていないわけではない」という指摘もあり、政府の対応が問われる状況となっている。



NHKなどを見ていましても、各県の市長が政府に支援を何度要請しても、

ぜんぜん改善されないと怒っています。

なぜ、このような状況が起きているのかというと、

政治主導という出来もしないパフォーマンスがしたいために、

連絡を政権に一元化しているのですが被災地から刻一刻と寄せられる声に

自分達の能力で対処できなくなっているからということと、

菅首相の思いつきで無茶な指示が出されたり、

対策室が乱立して情報が錯綜し各省庁が混乱しているからというのが、

マスメディアの大凡の見解です。

昨年、宮崎県で発生した口蹄疫で、

被害が広がる疫病は速やかな対応が必要にもかかわらず、

政府が対応を遅らせたことで状況が悪化した際、

この政権で阪神淡路大震災クラスの災害が来た時のこと考えると怖いと

日記に書いたことがありましたが、

まさにその通り、いや、阪神淡路大震災以上のことになってしまい、

今の状況に惨憺たる思いがしています。

『踊る大捜査線』の映画で、

「事件は会議室で起こってるんじゃない!現場で起こってるんだ!」

というセリフがありましたが、

もう無能な政府の対応を待っていてはダメです。

一刻の猶予を許さない非常事態ですし、

地震発生直後は神経が高ぶっていた被災者も、

発生から5日が経過すれば、表向きは安心させようと気丈に振舞っていても、

体力的精神的に日に日に弱って体調を崩すようになります。

支援を行う各都道府県、支援を必要とする被災地域は、

超法規的措置で政府を通さず各自治体で自主的に動いた方がいいと思います。

それによって褒められはせよ非難する国民はいません。

そして、辛い時に耐えるのは日本人の美徳で素晴らしい精神でもありますが、

生命が脅かされる状況下にある被災者は我慢せず、

もっと声を上げて怠慢な政府に求めるべきです。

この状況での要求はワガママではないのですから。









名塚元哉 |←ホームページ