前原外相辞任:「自分のミス、残念」 民主に擁護論も(毎日新聞 3月7日)外国人からの献金を禁じた政治資金規正法に反し、在日韓国人の焼き肉店経営者から献金を受けていた問題を受け、外相辞任を表明した前原誠司氏。日本名(通名)で献金していたケースだけに、党内からは擁護論も出る一方、野党議員からは議員辞職を求める声も出た。 6日夜の会見で、前原氏は約30分間にわたり、辞任を決めるまでの経緯を説明。終始淡々とした表情だったが、野党時代は「政治とカネ」の問題を厳しく追及していただけに、半年足らずでの外相辞任について「自分のミスでこうなったことは残念」と言葉の端々に悔しさをのぞかせた。 拉致など朝鮮関連の問題にも詳しい民主党の有田芳生参院議員は「閣僚を辞めなくてはならないほどか」と疑問点も口にした。 問題の献金は日本名で行われ、前原氏の会見での説明によると額は25万円(04年以降の確認分)。有田氏は「今回のことが(閣僚を辞めなくてはいけないほど)悪質ということになれば、今後は献金者に戸籍の提示まで求めなくてはならなくなる」と指摘。「悪意を持って同じようなことをやれば、簡単に政治家をわなにはめられるだろう」と危惧も語った。 一方、この問題を参院予算委員会で追及した自民党の西田昌司議員は「辞任は当然。規正法違反で罪に問われれば公民権停止もあり得る。議員も辞職すべきだ」と厳しく指摘した。外相辞任 枝野氏 臨時代理に(東京新聞 3月7日)今の民主党にしては珍しく速やかに辞任しましたね。献金をしてくれた相手が外国人と知っていたことを認めない限りは、岡崎トミ子がそうだったように、疑わしくとも有耶無耶にできてしまうのですが、前原氏の件は、本人自らが予算委員会の場で、献金をしてくれたのは昔からの知り合いの在日韓国人だと認めたので、(今回の場合は認めざるを得なかったというのが正しいのかもしれませんが。)辞任するしか選択肢が残されていません。民主党内部やテレビなどでは、辞任しなくてもいいという擁護論も出ていますが、今回のことが問題になっているのは、 外国人からの献金が違法行為なのと、前原氏自身が相手を外国人と知りつつ受け取っていたこと、すなわち故意であることを自白しているからで、金額が少ないなどは問題ではありません。むしろ、「なぜ、毎年5万円ずつだったのか」というところが問題なのではないでしょうか。年間5万円を超える寄付(50,001円以上)については、寄付者の氏名等が官報に公表されます。こちら参照:http://kifu.kokuseikyo.or.jp/kojin_kifu.aspxこの条件を逆手に取って利用すれば、5万円までの小口献金で、外国人からも献金を集めることが出来ますし、また、在日韓国朝鮮人らで共謀して1人づつで5万円までの小口に分けて献金をし、1人の政治家にトータルで数十万から数百万円を集中させることもでき、外国人参政権賛成派に取り込むことも可能です。前原氏は保守派にしては珍しく、外国人参政権に賛成していたのも、このカラクリがあるからでしょう。私の中では、外国人参政権に賛成している人は、前原氏に毎年5万円を渡していた在日のおばちゃんがテレビニュース「みんなやっている」という証言もあるように、5万円以下の小口献金にしたもので、多数から献金を受け取っていると考えています。ところで、前原氏の速やかな辞任には外国人からの献金よりも、暴力団関係者からの献金をダミー企業の名を使って虚偽記載した疑いの追及を避けるためが一番大きな部分ではないでしょうか。前原外相 外国人から献金 規正法に抵触 暴力団関係者からも(しんぶん赤旗 3月5日)また、前原氏の政治団体が巨額脱税事件に関与していた人物の関係会社から献金を受けていながら、政治資金収支報告書に虚偽の記載をしていた問題で、この人物が暴力団関係者であることも明らかになりました。虚偽記載は暴力団関係者からの献金を隠すためだったのではないか、という疑惑が浮上しました。 この人物は1988年に覚せい剤保有で逮捕された暴力団関係者。前原氏は「6、7年前」からの付き合いで「パーティー券をお願いして買ってもらった」と認めました。 前原氏は、野田佳彦財務相、蓮舫行政刷新担当相に暴力団関係者を仲介し、民主党のパーティー券も購入してもらったことを認めました。民主党本部は少なくとも2006年から3年間で270万円の献金を受けていました。 前原氏は、暴力団関係者だったことは「知らなかった」と釈明し、「(事実なら)私がお付き合いしたことは問題があった」と述べました。菅直人首相は「党については、事実関係を確認したい」と述べました。前原氏は、野田大臣、蓮舫大臣に脱税で逮捕された暴力団関係者S氏を仲介し、パーティー券を購入してもらったことなど繋がりが深く、こちらの追及で火だるまになっての辞任になると、野田氏、蓮舫氏へも飛び火して、この二人の辞任も避けられなくなります。その前に、自分が辞めれば、この二人に飛び火して辞任が立て続けに起きないと判断したのでしょう。だから、委員会の場で在日韓国人からの献金をあっさりと認め、速やかに辞任を選んだのではないでしょうか。ただ、S氏の件は、これで終わったわけではなく、在日韓国人の違法献金問題とはまた別軸で追求されていかれるでしょうし、裏社会に詳しいフリージャーナリストの須田慎一郎氏が連日ブログで指摘しているとおり、須田慎一郎の政経コンフィデンシャルブログ今後も、さまざまな爆弾が控えており、週刊誌も内閣が吹っ飛ぶようなネタを用意していることでしょう。