民主党綱領、主導権バトル 岡田氏サイドは仙谷氏警戒(産経新聞 1月29日)民主党の仙谷由人代表代行が党綱領の策定を視野に、党のシンクタンク(政策研究機関)を2月上旬に復活させることが28日、分かった。だが、綱領策定については、岡田克也幹事長がすでに自らをトップとする組織で行うことを表明済み。政党としての根幹にかかわる問題だけに、岡田氏サイドは仙谷氏の動きを警戒。党内では早くも、両者の主導権争いを懸念する声が出ている。◆政党の根幹に関わる 新シンクタンクは、仙谷氏が主導して平成17年11月に発足し、その後立ち消えとなった党のシンクタンク「公共政策プラットフォーム」(プラトン)を再生させる構想。細野豪志首相補佐官が参加するほか、仙谷氏のブレーンで内閣官房参与でもある評論家の松本健一氏も参画する。 安全保障政策を含む国家ビジョンも定める意向だ。党憲法調査会も復活させ、党内の憲法論議を活性化させるシナリオも描く。 党綱領を持たない民主党は、自民党など野党から「右から左までの寄せ集め集団」と揶揄(やゆ)されてきた。 菅直人首相は昨年末、岡田氏に策定を指示。岡田氏は自らを本部長とする党改革検討本部を新設。その下に(1)党規約(2)代表選のあり方(3)綱領−の3委員会を設置する構想を固め、人選もほぼ終えている。 党関係者によると、仙谷氏は検討本部に名を連ねるものの、綱領の委員会に加わることはないという。 ◆ねらいはポスト菅? そもそも、民主党政権のシンクタンク機能は民間人16人を抱える国家戦略室が担っており、仙谷氏の構想は屋上屋を架した動きととられかねない。 仙谷氏の独自の動きには、党内の主導権をいち早く握りたいとの思惑がちらつく。どのグループにも属さない岡田氏は「ポスト菅」候補の一人だが、仙谷氏は岡田氏のライバルと目される前原誠司外相の「凌雲(りょううん)会」に所属している。 仙谷氏は代表代行に就任後、民主党の看板政策となる年金改革や、消費税を含む税制の抜本改革を検討する「社会保障と税の抜本改革調査会」の会長に就任。今後、官民を挙げて公共サービスを行う「新しい公共」や新成長戦略を促進するための新組織も立ち上げる考えだ。 岡田氏周辺は仙谷氏の構想について「把握していない。独走だ」と不快感を示しており、「凌雲会VS非凌雲会」の抗争を予兆させる格好となっている。昨年の菅vs小沢の代表選後に綱領づくりに着手するとか言ってましたが、まだ、何もしていなかったんですね。結党以来、綱領のないことも呆れますが、綱領を作ろうとすると、しょせん民主党なんて、権力争いに負けて自民党から出た人と金に汚すぎて自民党を追い出された人と、極左な考え方から抜け出せず社会党から出た人と、自民党から公認候補を得られなかった人と、アンチ自民だが社民党や共産党では出馬したくない連中が集まって生まれた党で、最初から党の理念すらない選挙互助会の烏合の衆だから、誰も面倒な綱領づくりなんかやりたがらず今に至っているのでしょう。1つの政策ですら党内で纏まらず、考え方の違いで皆が好き勝手に言ってることがバラバラで、しかも首尾一貫しないところからみても、いざ綱領を作ろうとすると、今度は考え方の違う者同士の主導権争いで内ゲバが始まる。どうせ、また纏まらずに、綱領なんて無くても政権運営できると先送りされるでしょうから、そこで、代わりに民主党の綱領を考えてみました。民主党綱領 1.泥縄で全てを決めます。 2.決めたことも守りません。 3.都合の悪い規則は変えます。 4.他党の成果をパクります。 5.自党の失敗は人のせいです。 6.野党時代の発言は忘れる。7.マニフェスト破ることを怖れるな。8.国家主権の移譲と共有。政治に疎い連中が集まった党なので、この綱領でいいんじゃないでしょうか。