新型オークションに苦情急増(NHKニュース 1月24日)国民生活センター、“ペニーオークション”のトラブル急増で注意喚起(RBB TODAY 1月24日)「ペニーオークション」とは、日本では2009年頃よりみられるようになったインターネットオークションの新形式。一般のインターネットオークションでは、入札には費用がかからず落札者した1名だけが商品代金を支払うが、いわゆる“ペニーオークション”は、(落札できなくとも)入札するたびに手数料を支払う形式となっている。 「人気商品を新品で市場価格よりかなり格安で手に入れることができる」とうたわれているが、入札手数料がかかりすぎ、実際には思ったような価格で落札できないことも多い。そのため、「破格の安さで出品されているのに釣られ、ペニーオークションの仕組みを理解せずに利用してしまった」という相談が、全国の消費生活センターに寄せられているという。PIO-NET(全国消費生活情報ネットワーク・システム)では、相談は2009年11月から寄せられ始め、これまで192件となっている。年度別では、2009年度が19件、2010年度は173件と急増傾向にある。 主な相談事例としては、「途中でやめると手数料が無駄になると思い、入札し続けた」「落札したものの、高額請求になってしまった」「サクラの可能性に不審」「落札したが、出品商品が未入荷で取り消しに」といった事例が挙げられている。これに対して国民生活センターでは、消費者へのアドバイスとして「参加するなら、冷静な判断力を失わないこと」「一度“通貨”を購入すると返金されない」「不審なサイトは利用しない」といった注意を呼びかけている。アメブロ芸能人がペニーオークションで続々落札? サイバーエージェント「一切関与していない」(ITmedia News 1月24日)「iPadを855円で落札」──「アメブロ」でブログを書いている複数の芸能人が、「ペニーオークション」と呼ばれるオークションサイトで落札した体験談をそろってブログに掲載していたことがネットで波紋を広げている。 ペニーオークションは高額な商品を格安に落札できることをうたっているが、入札するだけで手数料が取られる上、落札がかなり難しいともされており、国民生活センターなどへ苦情も寄せられている。アメブロを運営するサイバーエージェントは、「弊社は一切関与していない」と、自社の関与を否定している。 昨年秋以降、ほしのあきさんや東原亜希さん、永井大さんなど複数の芸能人が、ペニーオークションの利用体験談とオークションへのリンクを自らのアメブロに掲載していた。ペニーオークションは競争率が高く落札が難しいとされるが、体験談を掲載した芸能人は、初参加でも失敗することなく格安落札に成功していることから、「不自然だ」という指摘が多い。各芸能人が言及したペニーオークションサイトは1つではなく複数だったが、ほとんどが同じ会社によって運営されていた。 アメブロには、企業などから商品の紹介を受け、芸能人に体験してもらってブログに掲載してもらうという広告メニューが存在するが、サイバーエージェントの広報担当者は「今回の件は、弊社としては一切関与していない」としている。 ペニーオークションは、入札手数料(1入札ごとに50〜100円前後)を支払って入札するオークションサイト。落札額は一般のオークションより低額だが、入札手数料は落札の成否にかかわらず返却されないため、大金を支払ったのに商品が手に入らない――ということがあり得るほか、プログラムを使って自動的に価格をつり上げているとみられるサイトも報告されている。 国民生活センターには昨年以降、「落札していないのに参加費(手数料)がかかるのはおかしい」といったペニーオークションに関する相談が増えている。消費者庁も注意喚起に向けて情報収集を進めているという。 ペニーオークションサイトは昨年ごろから急増したが、昨年秋以降、「事業モデルに対しての社会的な情勢変化」を挙げて閉鎖するサイトが相次いでいる。数万円の商品が数十円から数千円で落札できるなんて、そんな上手い話があるわけはないのですし、入札に手数料が必要な時点でギャンブルと同じです。「安物買いの銭失い」という言葉がありますが、どれだけ頑張って入札しても物が買えないので銭だけ失う仕組みです。ペニーオークションを利用して商品をゲットしましたと報告しているタレントのブログが、ブログ『N-Styles』ペニーオークションを紹介している芸能人一覧で紹介されていましたが、ほとんど無名から有名どころも見た目から胡散臭いタレントばかりです。(ここに眞鍋かをりさんと小倉優子さんが居れば、ある意味で完璧でした。)タレントが体験談を書いたどの記事も、指示された文章をそのままコピペしたみたいに内容がほとんど同じで、商品を安くゲットできたとは書いていても、どんなシステムで落札に至るまでに掛かった額などは、まったく書いていません。それで、オークションサイトへリンクを貼って、読者に参加を勧めているのですから、無知で欲深な読者が釣られて、詐欺オークションに参加することもあるので、ステルスマーケティング(サクラ)になって詐欺に加担したと言われて当然ではないでしょうか。きっと、詐欺オークションサイト業者が、ネットでの口コミによる注意喚起によって、詐欺を行うのが難しくなってきたので、タレントに広告料を払ってブログに書いてもらい、自分の応援しているタレントが勧めるから大丈夫かもと安心感を与え、それに釣られたまだ何も知らない読者を利用して最後の一儲けを企んでいたのでしょう。昔からある詐欺の初歩的な手口です。ところで、スティーブ・ジョブズ氏が倒れましたが、ブログで書かれると不幸になるという東原亜希さんのデスブログで「ペニーオークションでi-pad買った」と書いていたからなんですね・・・。まあ、ペニーオークションが詐欺であると報道され始めたのも、デスブログで書いたからもしれませんが。ぜひとも、東原亜希さんにはデスブログで「民主党を応援しています。」とか「小沢一郎さん頑張れ」とか民主党について書いてほしいものです(笑)関連リンク:『絵文録ことのは』2011ウェブ虚業御三家の一「ペニーオークション」は一刻も早く規制を!