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2010年12月27日(月) 村木厚子氏の部下の監督不行届きの責任が問われないのは何故?

村木さん、国家賠償提訴へ「違法逮捕で苦痛」(読売新聞 12月27日)

郵便不正事件で虚偽有印公文書作成罪などに問われ、
9月の1審・大阪地裁判決で無罪が確定した厚生労働省元局長・村木厚子さん(54)が、
大阪地検特捜部の違法な逮捕・起訴で精神的苦痛を受けたなどとして、
国と前特捜部長・大坪弘道被告(57)(犯人隠避罪で起訴)ら3人に
計約3600万円の支払いを求める国家賠償請求訴訟を東京地裁に起こすことがわかった。

 27日午後にも提訴する。

 同事件を巡っては、最高検が24日、「村木さんを起訴すべきではなかった」とする検証結果を公表したが、
村木さん側は「身内の検証には限界がある」として、訴訟で捜査の問題点を独自に追及する方針だ。

 他に訴えの対象とされるのは、元主任検事の前田恒彦被告(43)(証拠隠滅罪で起訴)と、
村木さんの部下だった厚労省元係長・上村勉被告(41)(1審公判中)を
取り調べた国井弘樹検事(35)(現・法務総合研究所教官)。
国賠訴訟の被告に個人3人を加えた理由について、
村木さん側は「いずれも故意に違法な捜査をした人物。
検察組織だけでなく、個人の責任も問いたい」としている。



大阪地検による証拠改竄が出て、有耶無耶になっていますが、

数十億円にも上る巨額の税金が偽物の障害者団体に流れて、

公共の福祉に寄与するはずもない業者の

ダイレクトメールの郵送に使われてたことは事実です。

不正利用を考え指示した黒幕が誰なのかという

重要な部分の捜査はどうなっているのでしょうか。

また、村木氏が公印を不正に使われてしまった管理責任や

部下の監督不行届きの責任の件はどうなっているのでしょうか。

証拠改竄した検察は批判されるべき対象であるの当然ですが、

村木氏に冤罪という結果が出たことで、

そのほかの疑問点はタブー扱いされて、

マスメディアさえ追及しないという風潮には違和感を覚えるのですが。










名塚元哉 |←ホームページ