【北朝鮮砲撃】70分間官邸からっぽ 安保会議不開催にも批判(産経新聞 11月25日)首相は「迅速な対応が取れた」と胸を張ったが、政府が砲撃を把握してから70分以上も首相官邸には政治家が不在。陸海空自衛隊の首脳も含め国防に関する重要事項を議論する安全保障会議を開こうとしなかったことも、政府の危機管理意識の薄さを浮かび上がらせている。 「一番大事な初動の70分間官邸は空っぽだった」 衆院予算委で自民党の小野寺五典氏が追及すると、首相は「(官邸は)24時間対応する態勢を取っている。対応態勢はあった」と反論した。政府の危機管理、甘さ露呈 北朝鮮砲撃(日経新聞 11月25日)25日に衆参両院の予算委員会で開かれた北朝鮮による韓国砲撃事件に関する集中審議で、政府の初動対応など危機管理体制が問われるような答弁が相次いだ。 自民党の山本一太参院政審会長は菅直人首相が23日の事件発生後、すぐに首相官邸に出向かず隣接する公邸に滞在していた点を「官邸はすっからかんだった」と追及。首相は「公邸というのは首相官邸と実はつながっている」などと答弁し、結果として官邸の内部構造を明かす格好となった。 岡崎トミ子国家公安委員長は事件発生の当日に警察庁に登庁していなかった事実も判明した。岡崎氏は議員宿舎に滞在しながら関係者に指示するなど「何かあれば対応する体制だった」と強調。ただ「待機していたが何の連絡もなかった」とも答弁し、 山本氏から「なぜ自ら主導権をとって情報収集をしなかったのか」と追及を受けた。 結局、岡崎氏は「警察庁に出向いてきちんとした対応ができればよかったかと思う」と答弁した。首相は25日夜、首相官邸で記者団に「今回の対応は迅速かつ適切であったと考えている」と強気だった。民主党のある幹部は北朝鮮の砲撃を「民主党にとって神風だ」と喜んで言ったそうですが、神風どころか、どこをどう見ても逆風にしかなっていません。>首相は「公邸というのは首相官邸と実はつながっている」などと答弁し、繋がっていて速やかに移動できるなら、尚更のことさっさと移動しろよ。緊急事態に首相も大臣もすぐに集まらないのは、間違いなく閣僚としての自覚や危機感に対処する意思が薄い証拠。官邸が空っぽだったと言う以前に首相も各大臣も頭が空っぽです。やる気も緊張感もなにも持ち合わせていない癖に、あれこれ言い訳する姿勢だけは熱心で本当に見苦しいです。この体たらくで、阪神淡路大震災クラスの地震が起こったら、危機管理能力がない、情報収集能力が自民党政権の頃より劣るような政府が、どう対処していけるのでしょうか。今回の砲撃戦や宮崎の口蹄疫被害や奄美の豪雨被害の時と同様に、まずテレビで被害状況を見守るんでしょうか。民主党が政権を担っている間に、何処かの地域に大地震が来ないことを祈るばかりです。◆衝突映像、CNNに郵送=「放送されずネット投稿」−海上保安官が供述(時事通信 11月25日)沖縄・尖閣諸島沖で起きた中国漁船衝突のビデオ映像流出事件で、神戸海上保安部の海上保安官(43)が警視庁捜査1課と東京地検の事情聴取に対し、映像を記録した外部記憶媒体のSDカードを、米CNNテレビの東京支局(東京都港区)へ郵送したと話していることが25日、捜査関係者への取材で分かった。CNN側は内容を確認しないままカードを廃棄したという。 保安官は「CNNが映像を放映しなかったため、インターネットの動画サイトに投稿した」と説明しており、捜査当局が裏付けを進めている。衝突ビデオがYouTubeにアップされた時の、マスメディアの動揺たるや興味深いものがありました。ネットでの流出は許されないという論調から、朝日新聞なんて、ネットで公開せず新聞社に持って来て欲しかったと書いていましたが、sengoku38氏はメディアに、しかも、海外メディアの東京支局に郵送していたということです。けっきょく、CNNでも取り扱われなかったとは言え、これは、まず我が国のメディアが信用されていないことの裏付けではないでしょうか。ネットで公開せず新聞社に持って来て欲しかったと主張したメディアですが、もしも、今後、大多数の人が知りたい漁船に乗り込む職員や船長逮捕など残りの部分の収録したSDカードやDVDが送られたりすると、テレビ局や新聞社は、どう扱うのか興味があります。