民放連、機器のCM飛ばし機能「看過できない(日経新聞 11月19日)日本民間放送連盟(民放連)の広瀬道貞会長は19日の定例記者会見で、電機各社がテレビCMを自動的に飛ばす機器を販売していることについて「看過するつもりはない。これからメーカー側と厳しく折衝する」と述べた。メーカー側の対応によっては何らかの対抗策を打ち出す考えも示した。CMの自動スキップ機能を搭載するテレビやブルーレイ・ディスク(BD)録画再生機を東芝と三菱電機が発売している。民放各局の収入はテレビ広告が大部分を占めており、広瀬会長は「メーカーが同種の機器を発売するのは民放の経営を危うくするので困る」と強調した。広瀬会長の発言について、三菱電機は「顧客の要望が強い『録画番組を効率的に見る機能』の1つとして搭載している。今後はさらに意見交換して対応を検討していきたい」という。東芝は「要望書が届いていないので現時点ではコメントできない」としている。レコーダーを購入してからは、よっぽど観たい番組以外は録画して観てますが、パチンコ・消費者金融・携帯電話のゲーム、その3つで借金まみれになった多重債務者をカモにした借金相談の法律事務所といった下流層をターゲットにしたビジネスのCMや、「効果は個人差があります」「個人の感想です」というテロップさえ入れておけば許されている怪しい健康食品・薬品系や保険会社といった不安産業ビジネスのような頻繁に流れているCMなんか、時間の無駄で、いちいち観ていられませんよ。だいたい、今なんてバラエティー番組などのゲストが、映画やドラマの宣伝のためだったり、家電紹介とかファミレスで延々食事してるだけとか、番組そのものが広告化しています。地上波の民放ではニュースもバラエティー化が進んでいるので、落ち着いたBSニュースや気になるニュースを自分で選択できるネットでニュースを観るようになりましたし、それに、CSで海外のTV番組を観るようになると、我が国のTV番組が、つねに騒がないといけないと勘違いしている出演者、装飾を施したテロップの多様、煽るようにうるさいナレーション、映像を観る出演者のワイプ画面、多用するBGM、原色でやたらに派手なセット、「続きはCMの後で」といったCM挟みを多用し内容が間延びするといった演出が過剰で幼稚だなと感じるようになりました。例えば、私が大好きな『MythBusters(邦題:怪しい伝説)』なんて、過激な実験をしているのに、ナレーションは煽りもせず淡々と話して、「この後、とんでもないことが!」と声のトーン上げて、注目シーンを強調するようなこともありませんし、自らで大規模な実験道具を作り実験をしている出演者たちもほとんど騒がず落ち着いたものです。ほかの番組も落ち着いた演出で、そんな海外番組を観慣れてくると、映像も音も騒がしいテレビ番組にイライラしてくるようになったので、好きな番組以外は極力、観ないようにしているのですが、家のパソコンがリビングに置いてあるので、パソコンをしている最中に、家族の誰かが観ている番組の音声だけを聴いていても、騒がしいのでイライラしてきます。だから最近は、テレビが消えるとホッとするようになりました。音楽ならロックだろうがテクノだろうが騒がしいものでも平気なのですが、テレビとなるとうるさく不快に感じてくるので不思議なものです。