漁船衝突ビデオ 公開先延ばし・責任押し付け…政府、国民無視の対中配慮(産経新聞 10月8日)川上義博・参院予算委員会理事「ビデオを公開したら大変なことになる。日中関係改善は2、3年遅れる。温存した方がいい」 仙谷氏「おっしゃる通りだ。ぜひ国会でも国対でもそう言ってください」 首相「よく分かりました」 政府・与党内には、明らかに中国側に非があることを示すビデオを公開すれば、国民の「反中感情」をあおることになるという危機感も強いようだ。 衝突事件にかかわる省庁の政務三役の一人はビデオを見て「あれは公開してはいけない。あれを見たら『中国人ふざけるな』と国民感情が燃え上がってしまう」と感想を漏らした。 やはりビデオを見た民主党幹部も公開を躊躇(ちゅうちょ)してみせた。「ビデオを出したら国民は激高するだろうな」---------------------------------------------------------------------民主党がビデオ公開を躊躇している間にも、中国共産党は…【尖閣敗北】ビデオ公開ない間に中国は一方的主張を展開 (1/2ページ)(産経新聞 10月11日)沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件で、海上保安庁が撮影したビデオ映像の公開を日本政府が先延ばし続けるなか、中国国営通信社や共産党系のインターネットサイトで、海保の巡視船側が中国漁船に衝突したとする図などが掲載されている実態が10日、明らかになった。日中首脳会談が4日に行われたにもかかわらず、中国当局も放任を続けており、中国政府の一方的な主張が“既成事実化”する恐れも強まっている。中国共産党機関紙、人民日報傘下の国際情報紙「環球時報」は、衝突事件の“実態”について、日本の巡視船の方から中国漁船に衝突したとする説明図を掲載してきた。中国政府の「日本の巡視船は中国の領海で中国漁船を囲み、追いかけ、行く手を遮り、衝突して損傷させた」(姜瑜・中国外務省報道官)との主張に沿ったものだ。 「(中国漁船が)巡視船に体当たりした悪質な事案で逮捕は当然」(前原誠司外相)とする日本側の説明とはまったく異なる。 1日ごろから同紙のサイトからはこの図はなくなったが、今も国営新華社通信のサイトほか、中国の大手ポータルサイト「新浪」の衝突事件特集サイトなど、中国ネット空間のあちこちにはり付けられている。視覚に訴える中国側の主張を打ち消すためにも、ビデオ映像の公開が有効だがためらう日本側を尻目に、中国のインターネット空間では、事実に即しない一方的な主張や「悪のり」が続くのかもしれない。---------------------------------------------------------------------南京大虐殺の死者数30万人や従軍慰安婦の強制連行と一緒で、事実とは違う誇張した嘘の話まで付けた話を既成事実化するための中国や韓国の宣伝工作の力の入れようは凄まじく、今回の中国漁船衝突事件も声の大きいものほど説得力があるかのように錯覚させてしまい、このままビデオを封印し公開しないとなると、漁船が衝突してきたというのは日本の嘘、逆に日本側がぶつけてきたと思われ、この件での中国の反日感情は高ぶったままですし、中国の言い分や怒りの方が正しいのではないかと、世界が認識する恐れがあります。本来であれば、1日でも早くビデオを公開しこちらの正当性を世界にアピールし、中国側の言い分を真っ向から否定するべきなのですが、民主党がビデオを公開できないのは、日中関係悪化の懸念で中国に配慮という理由としていますが、中国共産党の横暴ぶりや暴力的で強引で嘘つきだというのは、もはや日本人なら誰でも知っていることなので激昂するよりも、ああ、やっぱりなぁという感想を持つでしょうから、日中関係の悪化よりも、真っ先にビデオ公開に踏み切らなかった結果、漁師を法を捻じ曲げてまで無条件で釈放させたことに対する自分達の政治的失策を国民に批判され支持を失うことと、世界の国々からも批判されたり顰蹙を買うのが怖くて怖くて仕方がないというのが、本当の理由ではないでしょうか。国民が自分たちへ怒りを向けるのが怖くて公開ができないので、国民が知るべき情報を隠すというのは、民主化運動によって政権が壊されることを恐れて、劉暁波氏がノーベル平和賞を受賞したことを国民に隠す中国がやっていることと変わりません。