鳩山内閣支持率、初めて3割を割り込む(News24 4月11日)NNNが9〜11日に行った世論調査によると、鳩山内閣の支持率は28.6%と初めて3割を割り込んだ。 「鳩山内閣を支持する」と答えたのは先月より7.6ポイント下落して28.6%、「支持しない」と答えた人は先月より6.8ポイント上昇して57.5%に達した。 政党支持率は、民主党の27.4%に対して自民党が24.3%、3番手はみんなの党で5.5%、10日に旗揚げしたたちあがれ日本は0.2%となった。また、「支持なし」は29.1%に上った。 「5月末までにアメリカ軍普天間基地の移設先を決められなかった場合、鳩山首相は辞任する必要がある」は49.7%で、「辞任の必要がない」(42.6%)を上回った。 「首相として誰がふさわしいか」は、自民党・舛添前厚労相が15.4%でトップとなった。「踏ん張りどころだ」=支持率低下に鳩山首相(時事通信 4月12日)鳩山由紀夫首相は12日午前、報道各社の世論調査で内閣支持率が3割を切るなど下落していることについて「踏ん張りどころだ。一生懸命やっている姿を必ずしも見せきれていない。見せるために努力をする」と述べた。 首相は「改革の方向は絶対間違っていない。自信がある」と述べる一方、「政治とカネの問題に隠れて、改革が大変大胆に行われているところが見えていない。政権は国民のために一生懸命仕事をしている」と強調した。首相官邸で記者団の質問に答えた。 ---------------------------------------------------------------------鳩山首相の困ったところは、麻生前首相の支持率が下がった時には「国民の失望の表れ一日も早く辞任を!」と言っていたのですが、 自分の支持率が下がったことには「頑張れと叱咤激励してくれている」と都合よく変換してしまうところです。支持率の低下は、政治とカネの問題もありますが、政治とカネについては報道もなくなり注目も薄まっているので、むしろ、原因はそれではないということに自ら気づいていません。改革の方向は絶対間違っていないと自負していますが、その改革が衆院選のマニフェストと内容が変わって改悪状態になってしまったりで評価されていませんし、一生懸命やっている姿を必ずしも見せきれていないので、見せるために努力をすると言ったとしても、一生懸命にやっている姿を見せるための努力では、しょせんカタチだけの取り繕ったものです。半年以上が経過してもなお、景気・経済・雇用・福祉対策の成果が少しも見えてこない失望感の表れも、支持率低下に要因しているのです。政治に関して国民の多くは努力している姿よりも結果を見たいのです。まだ、新聞・TVともに自民党政権時代に比べ、民主党には多少甘い報道をしているので、この程度で済んでいますが、自民党政権時代のような報道だったら、褒めるところがほとんど無い鳩山政権は、すでに10%ほどになっていることでしょう。菖蒲を貰ったので、ちょっと早いのですが。