資金移動:小沢氏側に新生、自由党解党時残金22億円余(毎日新聞 12月27日)小沢一郎民主党幹事長が過去に率いた2政党「新生党」と「自由党」を解党した際、党に残った資金の大半に当たる計22億円余を、自分の運営する政治団体に移して支配下に置いていたことが分かった。自分の政治活動のほか、親族への支出などにも充てていた。両党の資金には政党交付金など多額の公金が含まれており、こうした資金移動の手法が論議を呼びそうだ。小沢氏団体に原資不明の4億円 収支報告書に不記載(1/2ページ)(朝日新聞 12月26日)小沢氏団体不透明会計:石川議員、任意聴取−−東京地検(毎日新聞 12月28日)小沢氏団体不透明会計:石川議員、立件へ 「小沢氏資金使った」 記載ミス認める(毎日新聞 12月28日)小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」の会計処理を巡る問題で、当時の事務担当者で小沢氏の私設秘書だった同党の石川知裕衆院議員=北海道11区=が「政治資金収支報告書を訂正せざるを得ないミスがあったのは否定できない」と周辺に話していることが分かった。東京地検特捜部の事情聴取にも記載ミスや自らの関与を認めた模様だ。石川氏は政治資金規正法違反(虚偽記載)容疑で告発されており、特捜部による立件は不可避の情勢になった。 この問題を巡っては、陸山会が04年10月に行った土地購入(代金約3億4000万円)を同年の収支報告書に記載せず翌05年に記載し、原資も不明として、石川氏らが告発されている。土地購入日の直前には、小沢氏側のプール金とみられる約5億円が小沢氏関係の五つの政治団体に分散された後、1〜2日後に陸山会に集約される不透明な資金移動があったことも判明している。土地は現在、小沢氏の秘書らの寮として使われている。 関係者によると、石川議員は周辺に、約5億円の資金移動と自らの関与を認めた上で「運転資金が足りなくなったので手持ち資金(プール金)を使った」と説明。手持ち資金の性格については「幹事長(小沢氏)としての資金」と語り、陸山会のものではなく、小沢氏の個人事務所の資金など同氏の支配下にある資金だった可能性を示唆したという。また、土地購入費について「この約5億円の中から出したもので、ゼネコンなど外部から提供されたものではない」と話し、土地購入の記載が05年にずれ込んだ点は「04年12月に(自身が)衆院選に出馬表明するなど忙しかったため」と説明しているという。小沢氏の事務所は土地購入費について「金融機関で4億円分の定期預金を組み、これを担保に小沢氏名義で同額を借り入れて充てた」と説明していた。--------------------------------(引用終了)---------------------------数年前、ケアレスミスで学歴詐称した議員も居ましたが、民主党の議員も秘書も随分と手の込んだミスを起こすものですね。 そもそも小沢は佐川急便事件という汚職事件で証人喚問に立たされて以来、 自民党に居場所が無くなり飛び出した議員です。田中角栄と金丸信から強権政治と強欲なまでの金の集め方を学んだ政治家なのですから、真っ黒なのは最初からで、「さあ、おざわの罪を数えろ!」と言ってみても、両手、両足の指の数を足してもまだ足りないくらいです。少し話は変わりますが、仮に、自民党政権時代に、鳩山こども総理のような献金問題が起これば、閣僚や議員の中から「辞めろ」という声が出てくると思いますが、なぜ鳩山首相に対して民主党の議員は誰一人として「辞めろ」と声をあげる人がいないのだろうかと考えてみたのですが、世論に同調した身内から鳩山首相に辞任を迫れる声が出て、辞任に追い込まれた場合、今後、石川議員の立件も含めて、また新たな疑惑が出てきた際、世論から小沢も幹事長を辞任するべきだろうとという声が出てくることを恐れて、小沢が絶対に言うなと全議員を抑え込んでいるのかもしれません。