11月に「陛下の体調」を理由に拒否 中国副主席の特例会見で日本政府鳩山由紀夫首相が天皇陛下と中国の習近平国家副主席との15日の会見を特例措置として認めさせた問題で、日本政府が11月末時点で中国側に「陛下のご健康がすぐれない。無理だ」として会見は困難との意向を伝えていたことが14日分かった。日中外交筋が明らかにした。これに対し、中国側が民主党をはじめとする関係各方面に巻き返し工作を行った結果、平野博文官房長官が今月7日と10日の2度にわたり宮内庁に会見の設定を指示し、日本政府は11日に会見を行うことを正式発表した。(産経新聞 2009.12.14 12:50)小沢氏、宮内庁長官は「辞表出してから言うべき」特例会見問題で民主党の小沢一郎幹事長は14日の記者会見で、天皇陛下と中国の習近平副主席の会見をめぐり、政治利用にあたるのではないかとの懸念を表明した羽毛田信吾宮内庁長官について「内閣の一部局の一役人が内閣の方針についてどうこう言うなら、辞表を提出してから言うべきだ」と述べた。 また、天皇陛下と習副主席の特例会見を働き掛けたと指摘されていることについては「私が『(陛下に)会わせるべきだ』とか、『会わせない』とか言った事実はない」と強調した。(産経新聞 2009.12.14 17:40)【ニコニコ動画】陛下の政治利用では?との問いに・・・【小沢会見詳報】(14日夕)「30日ルールって誰がつくったの?知らないんだろ、君は」 (1/4ページ)宮内庁長官「やめるつもりはありません」 小沢氏の批判に明言(産経新聞 12月14日)--------------------------------(引用終了)---------------------------会見を見たけど、説得力のある説明ができないので、逆ギレしちゃったとしか思えませんでしたよ。しかも、小沢のずる賢いところはキレながらも、内閣(鳩山首相)の責任に押し付けて自分は逃げようとしているところ。中国副主席との会談中止=小沢氏「日程に配慮」(時事通信 12月14日)会談中止の理由が、副主席の健康を気遣ってのことだそうです。まだ50代で健康な副主席のことは気遣うのに、健康状態のあまり良くない陛下のことは、ちっとも気遣わないんですね。だいたい、内閣の助言と承認は天皇陛下の国事行為に関してだけで、副主席は大使でも行使でもないので、陛下と会うのは憲法上の国事行為じゃないと思うんですけどね。 日本国憲法 第七条 天皇は、内閣の助言と承認により、国民のために、左の国事に関する行為を行ふ。 一 憲法改正、法律、政令及び条約を公布すること。 二 国会を召集すること。 三 衆議院を解散すること。 四 国会議員の総選挙の施行を公示すること。 五 国務大臣及び法律の定めるその他の官吏の任免並びに全権委任状及び大使及び公使の信任状を認証すること。 六 大赦、特赦、減刑、刑の執行の免除及び復権を認証すること。 七 栄典を授与すること。 八 批准書及び法律の定めるその他の外交文書を認証すること。 九 外国の大使及び公使を接受すること。 十 儀式を行ふこと。 それに、内閣は皇室に対して助言と承認して責任は持つけど、命令する立場にはないのに。小沢の傍若無人振りを見ていると、仮に宮内庁の羽毛田長官が辞表を提出して会見を拒否したとしても、辞表を受理した後で、しれっと会見の予定を組んでいたことでしょうね。それと、陛下の会見ごり押し問題をどう扱うのか気になって、久しぶりに今朝のワイドショーをいくつか見てみたのですが、テレビは昨日までは批判的な内容だったのですが、小沢が帰国してから、コロッと変わって、宮内庁を批判し小沢&民主党擁護ばっかりでした。小沢から各局にクレームが来たんでしょうね。関東キー局と違って関西ではちゃんと批判していますが。「他国の権力争いに協力した。」「たかが一政党の一幹事長ごときが」と。