昨日、ソプラノ歌手の森 麻季さんの4枚目のアルバム『麗しき瞳よ ヘンデル・アリア集』が発売になりました。本作はタイトルの通りヘンデルの作品ばかりを収録したアルバムです。麻季さん自身、ヘンデル作品は思い入れの深い大好きなものばかりだそうです。まずCDを聴いて感じたことは、常に優しく透明感や丸みがありいつまでも心地よく聴くことができる歌声が、これまでよりも、さらに深みが増していると感じました。さらに、なんと言いましょうか、純粋にすんなりと心地よく美声が耳に入ってくるので、それが細胞の一つ一つに沁みこんで来るかのように、今年一年分の心や体に溜まった不純物が洗い流されたような、とても幸せな気分を味わうことができました。これが、天にも昇る気持ちというものなのかもしれません。「良いものは良い」数年前に、中尾 彬さんがCMで「御託はいいんだよ、旨いもんは旨いんだよ」と言っていたように、歌い方がどうだとか、テクニックがどうだとかというそんな小難しい話は抜きにして、心に染みる優しい歌声によって、心地よかったり感動を感じられる麻季さんの魅力が充分に堪能できるNEWアルバムです。ヘンデルの曲からヘンデル以外。