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2009年11月05日(木) 何故テレビは鳩山首相に甘いのか。

朝日 筑紫哲也さん没後1年 シンポで業績、改めて振り返る

欧米メディアだと、著名なジャーナリストが亡くなると、

報道姿勢の功罪あわせて検証されたりするものですが、

筑紫氏が亡くなった昨年、

べた褒めの追悼番組に特集や記事ばかりで、

日本は「死者に鞭打たない」的な考え方が根付いているとはいえ、

ジャーナリズムがこれじゃダメでしょと思いました。


鳩山首相 「政治資金不足で借用の認識」 偽装献金問題

鳩山由紀夫首相は4日午前の衆院予算委員会で、偽装献金問題について、
元公設第1秘書が鳩山家の資産管理会社「六幸商会」から資金を引き出した際に自ら署名し、
引き出しを承認していたことを初めて認めた。
そのうえで「(偽装献金のためではなく)
政治活動資金が足りなくなったから借用するとの認識だった」などと述べた。

 自民党の柴山昌彦議員の質問に答えた。
また(1)その際、年間上限1000万円という政治家自身の
寄付の量的制限があることは認識しており、上限を超える分は貸付金として
元秘書が処理すると理解していた
(2)原資に(親族など)その他の資金はないと信じているが、
東京地検の捜査で全容が解明される−−などと説明した。

 匿名献金については「偽装が(捜査で)確認されれば貸付金の形で
政治資金収支報告書を修正する」とした。

 鳩山首相は自身の責任について「監督責任については捜査に委ねたい」とし、
元秘書の刑事責任が確定した場合についても「その時に判断したい」
と述べるにとどまった。

(毎日新聞 11月4日12時31)


------------------------------(引用終了)---------------------------

>自ら署名し、引き出しを承認していたことを初めて認めた。

自分で承認したのに、

偽装献金が明るみになった時の会見では、

秘書が勝手にやりましたと嘘を言っていたわけですが、

年間上限1000万円という政治家自身の寄付の量的制限があることも

認識していた件も含めて、

やることなす事デタラメなのに、

テレビは「漢字の読み間違い」報道よりもとてつもなく甘いのは、

政権交代したばかりだからと言っても、

首をかしげざるを得ません。

これが、自民党時代の総理がやったことなら、

総理辞任どころか内閣総辞職を迫っている勢いでしょう。


>「監督責任については捜査に委ねたい」

自分で結論を出してるじゃん。

野党時代の追及、自らにはね返る…首相答弁

「責任がないと申し上げているつもりはない」――。

 鳩山首相の偽装献金問題の追及が本格的に始まった4日の衆院予算委員会。
野党時代に「会計責任者の逮捕は議員本人の責任であり、
議員も辞職するべきだ」などと発言していたことを
自民党の柴山昌彦議員から指摘された首相は、苦しい答弁に終始した。
責任を秘書に押しつける政治家の姿勢を追及してきたことが、
今になって自らにはね返ってきた形だ。

 柴山議員は、鳩山首相が民主党代表だった2002年5月、
鈴木宗男衆院議員の秘書が偽計業務妨害容疑で逮捕されたことについて、
夕刊紙で「議員の分身と言われている会計責任者の逮捕は議員本人の責任であり、
改めて(鈴木議員の議員辞職を)強く求める」と発言していたことを指摘した。

 また、03年7月の鳩山首相のメールマガジンにも
「政治家は金銭に絡む疑惑事件が発生すると、
しばしばあれは秘書がやったこととうそぶいて、
自らの責任を逃れようとしますが、とんでもないことです。
秘書が犯した罪は政治家が罰を受けるべきなのです」との記述があり、
柴山議員は「今回、会計実務担当者が犯した事件について、
あなたはどう責任を取られるのですか」と追及した。

 鳩山首相は、過去の一連の発言について
「議員は関係ないと弁明をすることは、潔いと思っていなかった。
このことは私にも適用できる話だと思っています」としたうえで、
「私自身にまったく責任がないと申し上げているつもりもありません」と述べた。
しかし、監督責任に関しては、「捜査が今進行していますから、
そこに委ねたい」と明言を避け、野党席からは激しいヤジが飛んだ。

 鳩山首相は野党時代、政治とカネをめぐる問題について
舌鋒(ぜっぽう)鋭く追及する姿勢を見せてきた。

 02年3月、自民党の加藤紘一・元幹事長の元事務所代表が脱税容疑で逮捕された際、
民主党代表だった鳩山首相は記者団に対し「金庫番だった人の不祥事は
(議員本人も)共同正犯だ。即議員辞職すべきだ」などと語った。

 07年7月には、当時の赤城農相の政治資金収支報告書の二重計上問題に
ついて街頭演説で「単なる事務のミスで(領収書を)コピーすることなどあり得ない。
お辞めになるしかない」などと批判した。

(読売新聞 2009年11月4日15時57分)



鳩山由紀夫ホームページ 2002年1月16日(水)代表定例会見(要旨)

Q:鹿野道彦副代表の元秘書の事件に関して、辞めたあとの事件だから監督責任はないという認識でよいか?

A:私も、鹿野代議士の秘書をしていたときに何か不正を働いたという話であれば
その監督責任というのは当然問われてしかるべきだと思います。

------------------------------(引用終了)---------------------------

鹿野氏の元秘書と違って、

鳩山首相の場合は、秘書をしている時の不正だから、

その監督責任というのは当然問われてしかるべきだと思います。









名塚元哉 |←ホームページ