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2009年10月05日(月) 座敷わらしはどこへ行った

「座敷わらし」老舗旅館炎上…宿泊客ら無事

4日午後8時20分頃、岩手県二戸市金田一の旅館
「緑風荘」=五日市和彦さん(72)経営=から出火、
木造2階同旅館計約2600平方メートルを全焼した。

 二戸消防署などの発表によると、客の横浜市の男性公務員(28)が
2階から逃げようとして飛び降り、足に軽傷を負ったが、
ほかの客20人と従業員ら9人は近くの旅館に避難して無事だった。

 緑風荘には、東北地方に伝わる子供の姿をした精霊で、
姿を見た人は幸せになると言われる「座敷わらし」が出るとして
全国的に知られる「槐(えんじゅ)の間」がある。

 宿泊客の名古屋市中川区、会社員宇佐美俊浩さん(41)は
「大浴場近くを通ったら、煙が見えた」といい、従業員に知らせて屋外に逃げたという。
また、機械場を見に行った男性従業員は「煙がものすごい勢いで出ていた」と話していた。

 近くに住む無職女性(61)は、「建物の3倍ぐらいの高さまで火柱が上がり、
ドン、ドンという爆発音とガラスが割れる音が何度も聞こえた」と青ざめていた。

 ホームページによると、緑風荘は全18室で、
「槐の間」の予約は、2011年末までいっぱいだった。

(読売新聞 2009年10月4日23時02分)




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座敷わらしがいる間は家は繁栄しますが、

いなくなると途端に没落すると言われています。

座敷わらしの姿が見られるというこの旅館、

純粋に、座敷わらしの姿が見てみたいと思って宿泊する妖怪好き以外にも、

面白半分に宿泊する者、

姿を見れると幸せになるという口コミから、

欲深い人間も押し寄せたことでしょう。

旅館側もお金が入るから万々歳だったけれど、

しかし、座敷わらしはそんな愚かな人間達に愛想を尽かし去っていき、

それで、火事が起こったのかもしれません・・・。










名塚元哉 |←ホームページ