東アジアで通貨統合、安保協力=民主・鳩山氏が米紙に寄稿民主党の鳩山由紀夫代表は27日付の米紙ニューヨーク・タイムズに「日本の新たな道」と題する論文を寄稿、東アジア地域で通貨統合や恒久的な安全保障の枠組みづくりを目指す考えを示した。 鳩山氏は「イラク戦争の失敗と経済危機により、米国主導のグローバリズムの時代は終焉(しゅうえん)し、多極化の時代に向かっている」と指摘。その上で、持論の「友愛」精神から導かれる国家目標として「東アジア共同体」創設を提唱した。 さらに、その具体化のため、安定した経済協力と安全保障の枠組みをつくるべきだと主張、「それが米中両国のはざまで日本の政治的、経済的な独立を守るための適切な道だ」と強調している。(時事通信 2009/08/27-10:45)------------------------------(引用終了)----------------------------以前なら、一議員としての構想にすぎませんでしたが、これが次期総理になると意味合いが変わってきます。中国としては、外交を使わずして日本を操れるので、「東アジア共同体」は歓迎といったところなんでしょうか。 ◆拉致語った蓮池さん、新潮ドキュメント賞第8回新潮ドキュメント賞(新潮文芸振興会主催)の選考会が27日、東京都内で開かれ、北朝鮮拉致被害者の蓮池薫さん(51)の「半島へ、ふたたび」(新潮社)が選ばれた。 記者会見で蓮池さんは、笑顔で受賞を喜んだかと思えば、時に厳しい表情で、「北」に残された人への思いを口にした。 「あり得ない、と思っていたので驚いています」 受賞作は、昨年ソウルを訪ねたのを機に「北」での暮らしを振り返り、「南北」の文化も比較した手記。拉致後、帰国をあきらめ、家族のために生きると決意したことや、衣食住の苦労などを生々しくつづる。 これまで語らなかった拉致。それを本にしたのには訳がある。「帰国すれば、こんなチャンスもある」という、「北」に残された人を励ますメッセージ。「拉致への関心が薄れつつある社会への世論喚起」。「拉致を『負』で終わらせず、生かす道があると子供に教えたい」という思い――。 柳田邦男選考委員の「作家としての目の鮮烈さ、鋭さがある」との評に、「北朝鮮では自分の今後を誰からも知らされず、人の態度から多くを判断してきた。その影響があるのかもしれない」と静かに語った。(読売新聞 2009年8月27日20時41分)------------------------------(引用終了)----------------------------おめでとうございます。初のドキュメント本での受賞は凄いですね。この本は、以前に、この日記でも紹介しましたが、もう一度、拉致問題について考えるためにも、本当に多くの人に読んでいただきたい一冊です。